3/02/2007

柚香

お酒をこよなく嗜むのですが
それにあわせるおいしいアテを探す先に
紫野和久傳さんがあります。

といっても、京都在住中には高嶺の花すぎて
一回もお邪魔させて頂くことは無かったんですが。

現在は、丸の内にある店舗様にお邪魔してます。

先日も、出先で有楽町に用事があったので
ちょろっと寄り道。

そろそろ春のお持たせが入ってる頃かなと
お店に入ると、いつものきちんとした雰囲気で
声をかけて頂きます。

実は、お店を見る時こういう所がすごい好きだったりします。
京都的に言う【ええ仕事】というんでしょうか。
そんな感じのものが、この第1声に凝縮されてる気がしてなりません。

さて、そんなこんなで気を良くしながらお店を見渡しますと
ありますあります、季節のお持たせ。

目に留まった「春のにがみ」はなんと売り切れ…
そりゃそうか。
きっと皆口にしてみたいとお思いでしょう。

一足先に舌で春を感じてみたかったのですが残念。

と、次に目に留まったのは「柚香」。
これはアテではありません。
柚子の皮のチョコレート掛けというものでしょうか。

甘いモノもいけるクチなので、今回はこれを頂くことに。
口に入れるとこれがまたなんとも大人な一品。

表面に苦いココアパウダーがかかっているので
本来ほろ苦いはずの柚子がなんとも爽やかな甘みで溢れるのです。
ただ甘いだけでなく、苦さによって甘さを感じさせる。
心憎い演出です。

麦とかの熟成させた焼酎なんかと合うんじゃないかな。
ちょっと焼酎バーなんかに置いてあっても面白いかも。

結局、お酒に行き着くのか(笑)

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