僕が前回昆明に来たのは4年前のことだった。
そのとき見た光景が
今日、昆明の街を歩いていて
次から次へと湧いてきた。
前から都会だったけど、
それにもまして都会になった昆明。
ヴィトンなんかが入ったビルが出来てたり
歩道が広く整備されていたり。
思い出のカフェの前を通りかかったとき
ものすごい立地のよかったその店は、
開発の波に押されて潰れてしまっていた。
まだ最近のことなのか、
連絡先が残されたままだった。
あの時、
僕に接客業、否、仕事に取り組むということを
教えてくれたあの少女はどうしているのだろう?
そんな思いが頭をよぎった。
新しくなっていく街の裏側では、
当時歩くことのなかった地区に
相当昔の面影を残した薬屋の通りがあった。
まるで映画のセットのようなそこは、
開発の波に飲まれるのをじっと待つかのように
ひっそりと存在していた。
変わるもの変わらないもの。
4年という時間は
面影を奪うには充分たる長さなんだなとしみじみ思う。
2つの昆明を見て
一人、もののあはれを思ったりした。
6/27/2008
4年という歳月。昆明
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