帰国してまだそんなに経ってないんだけど
かねてからの願望という事で
群馬の四万温泉に行ってきました。
かつて、NHKの朝ドラ「ファイト」の舞台にもなった温泉ですね。
そのときの主役だった「本仮屋ユイカ」ちゃんをネットで調べたら
あらら、もうかなり大人の女性になっちゃってるんですね。
なんか好い雰囲気を感じたんで出演作品でも見て見ようかしらん。
東京の八重洲口からバスに乗って
温泉まで直行。
電車より安くて直行なので
かなり便利だと思います。
なんと、往復だとたったの¥5,000です。
東京からおよそ3時間30分。
濃緑のまだ眩しい山に囲まれた
鄙びた温泉街に到着。
この場合、褒め言葉ですからね。
すぐに、今回もお世話になる宿「積善館」さんへ。
実は、2007年の正月明けにお世話になりまして
今回が2回目の宿泊。
この「積善館」さんは江戸時代の元禄期から続く超老舗!
本館は、現存する日本最古の湯宿建築だそうです。
そんなところに泊まれるなんてすごいと思いません?
時代こそ違えど、
畳の上に寝転がり目をつぶれば
昔の人たちと同じ時間を共有できそうな感じさえします。
日本の感性、技術って本当に素晴らしいと思います。
とっても絵になりますよね。
ちなみに、前回来たときは雪が降ってまして
これまた絵になるのなんの。↓
そして、この四万温泉は
名湯という事でも知られています。
四万の由来が「四万(よんまん)の病を治す」というところから来ているそうです。
僕は特に持病とかないんですが
湯治で来られる方もたくさんいらっしゃるそうです。
で、
今回この四万温泉に来たのは
ナツイチをしようという事だったんです。
ナツイチって?とお思いですよね。
ナツイチとは、
集英社が夏休みの文庫本の販促キャンペーンで
使用してる標語なんですが
つまり、それにあやかって
都会の喧噪から離れた場所で
温泉に浸かったりのんびりしながら
読書をしようという催し。
去年は、
長野の田沢温泉「ますや旅館」さんで決行したんですが
これがまたとても良かったもので
今年もどこかでやりたいね、と。
それで今回選んだのが
家から比較的スムーズにいけて
温泉も楽しめて、建物も素晴らしくて
ゆっくりできる、ここ四万温泉だったという訳なんです。
いや、しかし実に良かった。
今回持っていった本は
中川昭一先生の「飛翔する日本」
と、
今年の芥川賞受賞作品
杨逸氏の「時が滲む朝」。
どちらも内容的にとってもあっさりしていて
ページ数も多くなかったので
すぐに読み終わってしまいました。
本当にのんびり時間を過ごしたためか
あれよあれよと時間が経ち
2泊3日のナツイチもあっという間に終了。
最終日、
「くれない」と言うお店で鰻を食べたのですが
これが実においしかったー。
箸で身を割こうとすると
ほろっと崩れるその柔らかさ!
そして、じゅわっとにじみ出る脂。
久しぶりにおいしい鰻を食べた気がしました。
関西の香ばしいスタイルも好きだけど
このふっくらな関東スタイル、たまらないですよねー。
と、いうわけで
無事ナツイチ終了。
心を入れ替えてお仕事探ししなくちゃねw
四万温泉の脇を流れる「四万川」。
水が本当にきれい。
中国から帰ってきたから尚更そう感じるのかな?
いつまでもこのきれいな水を大切にしたいですね。
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