9/26/2012

包丁工房タダフサ

去年だったか、お客様でもある親しい方に教えてもらい
一目惚れしてしまった包丁がある。

(ネットから拝借しました)


包丁工房タダフサ
全国に金物の街としてその名を馳せる、新潟県三条市のメーカーさんだそうです。

包丁と言えば、「木屋」さん「有次」さんが憧れの存在だった僕にとって
タダフサさんの包丁はまったく新しいものに映りました。

イメージで言うと
前者のそれは鋭利で力強く凛と引き締まったものであり、
後者は、包丁と言う金物でありながら柔らかく温もりすら感じるものだったのです。

本格的な包丁はあくまでも憧れの存在であり、
テレビの向こう側の人たちのように感じてたんだけど
タダフサさんの包丁は、とっても親近感が湧き家庭で使うイメージがすっと入ってくる。

いわゆる職人たちからどうしてこんな発想の包丁が生まれたんだろう?
と思ったら、柴田文江さんというプロダクトデザイナーがプロデュースに関わってるようで
なるほどと腑に落ちました。

女性だからこそ表現できる曲線美と言うのかな。
柄の部分の質感、丸みは言うまでもなく
刃の部分も含めての全体的なフォルムに至るまで優しい丸みで統一されている。

厨房と言うよりも台所がこの上なく似合う包丁。

どこで買えるんだろう?と、検索したら
パン切り包丁は二子玉の高島屋に入ってる粋更さんで取り寄せが出来たみたいなんだけど
他の包丁もとなると最寄りで船橋にある「みんげい おくむら」さんで取り扱いが!

ていうか、おくむらさんの他の取り扱いにも興奮してしまい
これはいつか行かねば!と思いながらなかなか船橋まで行けずに幾月が経過...

ところが。
先日おくむらさんの話をした友達から
「渋谷のヒカリエで期間限定出店してるみたい」と朗報。

なんとか自分のお休みが出展季刊の最終日にギリギリ間に合ったので
喜び勇んでいって参りました。

購入したのは、
パン切り包丁と三徳包丁(大)の2つ。
(写真左端からの2本)

買ってからも、なんだかもったいなくて全然使えてなかったんだけど
さっきやっとパン切り包丁を使ってみました。

あぁ、情報通りパンくずが少なくてすぅーっとした切れ味。

丸みのある柄はしっくりと手に馴染むし。

道具ってやっぱり大事だな。
これからもっと台所が楽しくなりそう。


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