成都からのバスは
地震の影響で今までの汶川経由でなくて
別のルートを通るため
少し時間がかかり、およそ11時間で
九寨沟に到着。
バスを降りると
辺りに数人の客引きがいるだけで
通りはガラーンとしていた。
むうぅ、予想以上に人が来ていないもよう。
車で宿をいろいろ紹介してくれた人がいたんだけど
その人が、「100元以下の宿はない!」
と、言い張るので
車を降りて自分で探すことに。
と、すぐに「青年旅舎」という看板を発見。
送信者 九寨沟&黄龙 |
入り口を入り、受付と思われる部屋へ入ると
一人の女の子がすでに僕の気配に気づいていたらしく
ものすごいテンションで
他の人たちに何かを伝えていた。
そんな彼女は、入ってきた僕を迎え入れるや
かなりの早口であれこれしゃべってきた。
「まだ聞き取るのはそんなにできないんだ。
書いてくれれば大体わかるよ。」
そう伝えると、
彼女はノート片手に、何かあるたびに
僕に要件を書いてはコミュニケーションをとってくれた。
案内された部屋はツイン。
「うーん、一人だからシングルでいいよ。」
と言うと、
「うちは、今のところ全部ツインなの。
だからこのタイプしか用意できないけど良い?」
ま、いっか。
価格を聞くと、
一緒に下で老板に聞こう!と言い再び下へ。
老板に確認すると、
「普段は120元なんだけど、今はご覧の有様だから
80元にするよ。どうだい?」
と、ディスカウントの提案。
正直、それでも高いんだけど
彼女の喜びっぷりと、
しきりに斜め下から
「どう?どう?」といった感じで
見上げてくる視線にヤられちゃったので
もう、それでいいやって思っちゃった。
それ以上ディスカウントすることだってできるんだろうけど
地震で被害を受けているここでやることではないな、と。
こういった形で少しでも貢献できればいいかな、と。
それが、ボランティアとかには参加してないけど
僕なりの方法。
「OK!」と伝えると
彼女は、これまで以上にまぶしい笑顔を見せて
喜んでくれた。
うん、よかった。
こうして喜んだ顔が見れたんだもん。
しっかし、
どうやら僕のほかに本当にお客さんがいないばかりか
実に久しぶりのお客さんらしい。
その後、
夜ご飯を食べに行ったら
ほとんどの店がシャッターを下ろしていた。
それほどにお客さんが減ってしまっているんだと実感。
送信者 九寨沟&黄龙 |
夜ごはんの後、
まだフロントにいた彼女を捕まえて
あれこれおしゃべり。
(主に筆談だけど…)
「雅雯(ヤーウェン)」と言うこの彼女の笑顔と
人懐っこさに、僕はすっかりハマったらしい。
☆☆☆宿情報☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
宿名:卓玛青年旅舍
場所:九寨沟
(九寨沟入り口を背にして左へ向かい10分ぐらい
近くには、他の安宿やレストラン有り。
河の内側。)
TEL:0837-7764400
価格:80元
(ツイン。バス・トイレ、バスタオル付)
URL:http://www.17jzg.com/
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