中国で買って来れなかったDVDのひとつ、
ウォン・カーアイ監督の「恋する惑星」。
金城武、フェイ・ウォン(王菲)が一躍有名になった(?)映画として
日本でも知られています。
(撮影監督のクリストファー・ドイルも)
実は、まだこの映画をちゃんと観れてないので
映画に関するコメントは出来ないんだけど
なぜ、この映画に興味を引かれたのかと言うと
「ChungKing Express(重庆森林)」という、原題にピコンとセンサーが反応したから。
wikiで調べると、
----------------------
すれ違う恋愛模様をスタイリッシュに描く。
----------------------
とある。
個人旅行者の間ではその名を知らない程有名な
香港のカオスをまんま表したかのような雑居ビル「重慶大廈」。
この中には、安宿を始め両替屋からレストラン、携帯ショップ、ビデオ屋etc.
とにかく、何でもある。
かの沢木耕太郎氏も泊まったホテルがこの中にあったそうです。
(見上げるとこんな感じ。なんでしょう、この世の矛盾を縮図にしたような存在感は)
そんな香港の、世界から集まる熱を凝縮してこねくり回してるようなビルを舞台に
恋愛模様を描く。
もう、これだけでわくわくドキドキせずにはいられないってことですw
そして、その映画の主題歌が上に張った動画で、フェイ・ウォンの唄う「夢中人」。
実は、アイルランドのバンド、The CranberriesのDreamsという曲のカヴァーだそうです。
でも、初めて聞いたとき全然カヴァーなんて思わず
すんなりアジアンポップスとして受け入れてた。
それくらい、フェイ・ウォンの世界観が出てるってことでしょう。
そういえば、
僕が初めてアジアンポップスに触れたのがこのフェイ・ウォン。
大学の時にCD屋でふと目にしたフェイ・ウォンの大判ポスターに
ガツンと一目惚れしてジャケ買いしたのがきっかけだった。(↓)
そんな、ゆかりのあるフェイ・ウォンが唄うこの映画の主題歌を聴いたら
ヤバいくらいにぐいぐい引き込まれてしまった。
なんか、外国で何にも縛られる事なく自由に街を行き来する自分、
そこに暮らす人々の間を縫い、時には雑踏から、時には山の上やビルの上から
人々を俯瞰している自分という感覚に近いものを感じてしまいました。
人々を俯瞰している自分という感覚に近いものを感じてしまいました。
あぁ、この曲聞きながら
またあの暑苦しくてごちゃごちゃして
でもドキドキするエネルギーのただ中に溺れたい!
フェイ・ウォンの浮遊感と清涼感、そしてミステリアスな声も素敵☆
暫くの間へヴィーローテーションになりそう。
去年、香港にいた時に撮った重慶大厦の入り口あたりの写真。
この人種の多様さとネオンの煌めきと幾ばくかの危うさ。
0 Comments:
Post a Comment