宇和島に着いて、
早速フェリー乗り場へ向かいました。
国内のフェリーは、
去年トカラに行ったときのフェリーとしま以来。
それに比べるとだいぶ規模は小さいけど
それでも船に乗って島に渡るワクワクは変わらない☆
今でも島と宇和島を結ぶ唯一のインフラだそうです。
だからか、フェリーに乗るときも変な緊張感なんてものはなく
ゆったり出発の時間まで乗船して待ちます。
ちなみに、切符のチェックは船が動き出してから。
僕らは最初の停泊所である「蛤」で下船。
若者の流出を防ぐ意味でも
宇和島と島を結ぶ橋の建設は、島民の切なる願いなんだと思いました。
そう言えばお義母さんが島の人に
「あんたどこの人がわからんけど、
○○さん(橋の建設推進派)に入れてね」
なんて、衆院選と一緒に行われる宇和島市長選のことで
話しかけられてたっけ。
下船をした場所から直感に任せ
とりあえず右に進んでみる。
漁も済んだと見られるお昼前の岸壁は実に穏やか。
漁業に従事する人が多いと一目で分かる漁船の数。
集落の間を縫って山に続く道へ入る。
斜面にはみかんを運ぶ専用のトロッコがそこかしこに。
僕にとっては見慣れない光景なもんだから、
これだけでなんだか楽しい。
子供の頃だったら、
絶対乗ってみただろうなw
さらに登り続けると
いつの間にか眼下に集落がキレイにひらけて見えた。
重量感のある黒く艶のある瓦屋根、日本家屋に
心を奪われてはシャッターを切る。
日本のこういう村落の風景って
とても趣きを感じる。
さらに登り続け、
みかんの木越しに眺めてみる。
みかんの白い花が咲く季節や実が色付く頃には
これまたいいコントラストなんだろうなと
想像してみる。
別れた後しばらくして
色々詳しいことを教えに上り坂にもかかわらず
追いかけてきてくれた。
おばさんは下に用があったのに。
なんだろう、この温かさ。
その後の予定から、
1時間後にはフェリーに乗って宇和島に戻ったんだけど
わずかな時間でもこの島に来てよかったなーと思った。
そんなもんだから
九島に何があるかなんて
結局わからなかったし
島の何を見れたわけでもないけど
日本でもこう言う行き当たりばったりなことを
気軽に出来たってのが実に良かった。
この島国のもっともっとたくさんの島を
巡りたいな。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
場所:九島
住所:愛媛県宇和島市蛤
アクセス:宇和島新内港からフェリー九島で20分程。
運賃:大人片道380円。
備考:島には蛤の他、百ノ浦、本九島と乗船場あり。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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