「コレは?』と聞くと、
「鄧小平」と返ってきた。
コレは日本で見た時ないよー。
アツいんじゃない?
「いくら?」
「70元」
……ハァ、やはりその値段か。
じゃあいいや。
そう思って店を離れようとした。
「じゃあ、いくらだったら買うんだい?」
すかさず女主人はそう言ってきた。
(多分。相手の台詞は全てこちらの都合の良い思い込みです)
ヨシ!喰らいついてきたよー!!
「そーねー」といいながら電卓を叩く僕。
「20」
「ア゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
それを見た女主人、悲鳴を上げる。
「そんなんじゃ商売上がったりだわ!アンタ私に死ねというのね?
でも、わかったわ。コレならどう?」
そう言って提示してきた額は「60」
全っ然解ってねーよ、あんた…。
首を横に振ると、電卓をまた渡された。
「25」
そして、悲鳴。
以下これを数回繰り返す。
とうとう、こっちの言い値が「30」むこうが「40」ぐらいになった。
でも、これ以上は無理かなと思って店を離れた。
「…………待って、いいわ30元で。」
背後から女主人の声がした。
「アナタには敗けたわ。」そんな感じの
ある種、戦い抜いたあとにお互いを認めるかのような
さわやかな表情だった。
(↑それは思い違いだろー)
かくして、見事中国で初勝利をおさめ
戦利品をゲットしたのであった。
2/14/2002
2002年2月14日④上海
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