2/14/2002

2002年2月14日⑥上海

上海駅で降り、鉄道の下をくぐって
線路の向こう側へ。

ロータリーのある側とはまるで違う国の様。
あちら側のような近代的ビル、デパートなどは一つも見当たらない。

どことなくすえた臭いが立ちこめ、
薄暗く閑散としている。

コレなんだよね、見たかったのは。
上海の低位層と思われる生活風景。

ネットカフェに入ると、
周りの客は、皆現地人のようだ。
しかも、みんなネットゲームをしている。

日本語での打ち方が微妙に分からなかったので
ローマ字でメールを送ることにした。

夕食を摂ろうと、あたりを散策する事に。

それにしても、さっきから「拉麺」の文字ばかり。
他にはなんかないの?
と思った矢先。

目に入った店のデカデカとしたメニュー板に、
「羊肉」の下にはっきりと「狗肉」と書かれていた。
まさかこんなに早くお目にかかれるとはね「狗」→「犬」に。

「あ、犬の肉ですって」と言ってみたが
犬飼ってるからNGと断られてしまった。
仕方ない、後日一人で来るか。

結局、さんざん歩き回ったあげく
屋台で売ってたイカのポッポ焼きみたいなのと
ケバブみたいな串焼きを買って食べた。

さらに、今度は石釜で焼いていたピザ大のパン?を購入。
レコード盤みたいなサイズでたったの2元。
中には何も入っていなくて少々拍子抜け。
上に胡麻と塩が軽くかかってはいたが。

そういえば、さっきのケバブ屋といい、今のパン屋といい
漢民族とは全く違う顔つきをしていた。
きっとイスラム文化圏の人たちに違いない。
広いねー、中国は。
外国で出会っても中国人だとは絶対思わないね、そんな顔つき。

やっとこさ腹を満たし、
ぼちぼち歩いてホテルに戻った。

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