9/07/2011
2011夏休み 其ノ六
対馬から福岡まで飛行機だとあっという間。
わずか30分足らずで到着。
なんだかあっけなさすぎw
ひとまず博多駅まで行き、ホテルにチェックイン。
荷物を置いていざ、最終日!夜の博多!
向かった先は、
ここ福岡で日本酒をメインでやられてるという「和酒処 酒峰」さん。
Twitterでフォローしてる縁で
福岡に行ったら是非お邪魔したいと思っていたお店なのです。
(実は、お客様でもいらっしゃるのですがw)
お蔵元さんもよくいらっしゃってるようで、
先日の田中さんとの話でも紹介されたほど。
ビルの2階。
エレベーターのドアが開くと
もうそこからいきなり店内なのであります。
恐る恐る歩みを進めると店員さんと目が合い
促されるままにカウンターへ。
腰を落ち着けて、
さ、何を飲もうかなと思った矢先、
『あのー、もしかして○○の方ですか?』
え?!
なぜ?
どうして?
なんでこちらから名乗る前にバレてるの???
あまりにも意外な展開にちょっと慌てるw
なんでも、
白糸の田中さんがメールで僕が行くかもなんて事を連絡して下さってたようで...
いやはや、取り乱しました。
まさかこんな展開になるとはさすがに思いませんでしたからw
ひととおりお話をさせていただき、
まずは1杯目。
やっぱり今回のおさらいと言いますか
住吉酒販さんの店頭に置いてなくて買えなかったのもあるので
コレを。
田中六五 純米火入れ 糸島産山田錦65%(白糸酒造)
これが2造り目のお酒なんだもんなー。
あのデビュー作を偶然にも飲んで感動して、
それがいつの間にかに繋がり始めて
こうして蔵にまでお邪魔できてしまったというこのふしぎ。
もう、これだけで酒のアテになるわけであります。
あの時の感動がウソじゃないって証明されてるかのような
昨今のご活躍。
これからの更なる飛躍に期待大!なのであります。
そして、2杯目。
東洋美人 純米吟醸 酒未来50%(澄川酒造場)
今年は酒未来を使うお蔵さんのお酒をぼちぼち見まして、
でも、寳劔も曙光も飲んでないのですよ。
うん。さすがの東洋美人。
こっからは、やっぱり九州のお酒がいいなと。
3杯目は、
豊潤「幸」純米酒火入れ しあわせ米90%(小松酒造場)
いきなりなんて精米ですかw
しかも全く知らないお米。
もう、マニアックすぎます。
仕込み自体超少量だったそうで。
常温でいただいたのですが、いやいやこれはくせ者でした。
小松さんの九州と東京での温度差に
なんだか申し訳ない気持ちにすらなりました。
4杯目の酒峰さんオリジナルの若竹屋さんをいただいたあと、
超タイムリーなIWCの話の流れで
鍋島をいただきました。
店主の田原さんから飯盛さんのことを聞きつつ杯を傾ける。
なんともステキな時間でした。
そうそう、実はこの日アシスタントでお店にきていた女の子。
どっかで見た事あるなーと思ってたら
な、なんと
僕が以前グランスタのバーで接客した事ある子だったんです!
もう、ビックリ。
みんなで世間て狭いねーなんて笑ってしまいました。
でも、その時の事を思い出してみると
たしかにその子、「酒峰さんにここに来た方がいいって言われて...」って
言ってたんですよね。
だから、実は僕Twitterとかより以前に「酒峰」さんのこと知ってて
無意識の中でずーっと繋がってたんです。
なんだか一人でその縁にキュンとしてしまったのであります。
いやいや、美味しいお料理とお酒をごちそうさまでした!
このあと、田原さんに紹介していただいた
佐賀酒造組合が運営しているという「Sake Diningさが蔵」さんへ。
閉店前にお邪魔してしまったのに、
店長の村井さんにはご丁寧に応対していただき感謝感謝です。
お腹もほぼ満たされていた状態での訪問だったので
2杯ほどで失礼しました。
でも、
こうしたアンテナショップがあるのはいいなーとしみじみ。
地元神奈川や、東京の酒造組合さんも
せっかくならこういう事しません?
いいお酒あるのに露出の機会がないのはもったいないと思うんですよねー。
とくに神奈川w
僕をこの道に誘ってくれた「丹沢山・隆」や「いづみ橋」、「天青・曙光」、「相模灘」、「昇龍蓬萊」といまや全国区のお酒がこんなにあるのに...
あぁ、
そんな事を考えたりしつつ河沿いの屋台街を歩いていたら
ついつい呼び込みに負けて〆のラーメンをいってしまいました。
博多の夜に惨敗の?夏休み最終日でありました。
実にドタバタな3日間ではありましたが、
やっぱり現地に足を運ばなきゃと改めて思い知ったのでありました。
さーて、次はどこ行こう?
2011夏休み 其ノ伍
今回のルートを思いついたときに
足を伸ばしてみようと思いついた国境の島、それが「対馬」。
彼の地から望む水平線の先には
お隣の国、韓国が見えると言う。
今の仕事になってから海外旅行はほぼムリなので
ならば国境の島から外国を見てやる!
そう思ったのです。
しかも、対馬から釜山まで国際フェリーも出てると言うではないか!
これはもう対馬に行くっきゃない!
そんなノリで、この国境の島を選んだのでありました。
ちなみに、
調べてみたら釜山までのフェリーは3・11の影響で
韓国からの観光客が激減したとかで一時運休になってました...残念。
もし乗れたら、
厳原から2時間半くらいで(唐津〜壱岐と同じくらい)釜山に行けたのに!
わずか3時間くらいの釜山滞在とか出来たのに!(←バカ)
片道¥8,500くらいで行けたのに!(まだ言うか...)
そんなわけで釜山行きは諦め壱岐からのダイヤを調べると、
ありましたありました対馬に早朝に着く便!
これは時間のロスが少なくていい!
で、壱岐を一体何時に出るの?と思ったら
な、な、な、なんと深夜の2時!?(笑)
実は、福岡を0時に出航する関係でこんな時間だったようなのですが
さすがに見つけたときは目を疑いましたw
と、いうくだりがあって
深夜に僕を一人で向かわせるわけにはいかないと思われた太三常務が
車で港まで送ってくれるということになり、
杯が酌み交わせなかったのであります。
おかげさまで道に迷う事なく、時間に遅れる事もなく
太三常務に見送られながら
無事、対馬行きのフェリーに乗り込んだのです。
ということで、
やって参りました国境の島「対馬」!
寝起きでボーッとしてる間に
見事に空港行きのバスに乗り過ごす。
とりあえず歩き始めると、1台のバスが。
行き先を告げると目的のバスが停まるバス停の場所を教えてくれた。
やさしいなぁ、対馬。
バス停までの道すがら、やけに石垣の塀が目につく。
たまたまそこらへんが武家屋敷跡が居並ぶ地区だったらしいんだけど、
ちょっと独特な石の積み方のように思えた。
なんとかバスに乗って、無事レンタカーゲット。
さぁ、対馬の北端目指してスタートです。
対馬を走り出してすごく驚いたのが、
全部ではないけどその海の穏やかな事。
おそらくリアス式海岸のように地形が入り組んでるから何だと思うんだけど
四方を外海に囲まれた島だとイメージしてたから
そのギャップにビックリ。
道中には、対馬ならではのこんな標識。
さすがに遭遇はしなかったけど(笑)
結構な時間走って、ようやく北端の目指す場所に到着。
そこは、日本の渚100選にも選ばれているという「三宇田浜」。
何か夏休みらしい事を...と思いついたのが海水浴。
せっかくこんな所まで来たんだから。
ちなみに、前回海に入ったのはトカラは宝島での事。
アレ以来と言う事だから実に3年ぶりとかそれくらいになる。
あの時は2月だったけど
今回はまだまだ夏真っ盛りな9月も上旬!
ウキウキで水着に着替え浜に出てみると
ひ、人っ子一人海水浴客がいないじゃないか!?
確認できるのは、駐車場付近の東屋で昼寝をしてたおじさんと
浜の奥の東屋で運動してるおじさんの2人だけw
...って、これってまるでプライベートビーチ!
すごーい!
それもさることながら
一番すごいのはその海岸の美しさ!
海に入ってみると、その水の透明な事!
しばしの間、一人でこの美しい海をパシャパシャと満喫させていただきました!
海水浴のあとは、すぐ上にある「渚の湯」でひとっ風呂。
なんていう贅沢な時間。
リフレッシュした所で、今回の裏メイン?でもある
韓国展望所へ。
暑さの所為か、水蒸気でやや見晴らしが絶好調ではなかったけど
肉眼では異国の風景がうっすらと確認できました。
カメラに収めても全然写らなかったのが残念ですが...
このあとも、別の展望所からまたお隣を望んでみたり
海神神社や和多都美神社に寄ったりとけっこうぐるりと対馬をまわり
夏休みらしい夏休みは無事終了!
足を伸ばしてみようと思いついた国境の島、それが「対馬」。
彼の地から望む水平線の先には
お隣の国、韓国が見えると言う。
今の仕事になってから海外旅行はほぼムリなので
ならば国境の島から外国を見てやる!
そう思ったのです。
しかも、対馬から釜山まで国際フェリーも出てると言うではないか!
これはもう対馬に行くっきゃない!
そんなノリで、この国境の島を選んだのでありました。
ちなみに、
調べてみたら釜山までのフェリーは3・11の影響で
韓国からの観光客が激減したとかで一時運休になってました...残念。
もし乗れたら、
厳原から2時間半くらいで(唐津〜壱岐と同じくらい)釜山に行けたのに!
わずか3時間くらいの釜山滞在とか出来たのに!(←バカ)
片道¥8,500くらいで行けたのに!(まだ言うか...)
そんなわけで釜山行きは諦め壱岐からのダイヤを調べると、
ありましたありました対馬に早朝に着く便!
これは時間のロスが少なくていい!
で、壱岐を一体何時に出るの?と思ったら
な、な、な、なんと深夜の2時!?(笑)
実は、福岡を0時に出航する関係でこんな時間だったようなのですが
さすがに見つけたときは目を疑いましたw
と、いうくだりがあって
深夜に僕を一人で向かわせるわけにはいかないと思われた太三常務が
車で港まで送ってくれるということになり、
杯が酌み交わせなかったのであります。
おかげさまで道に迷う事なく、時間に遅れる事もなく
太三常務に見送られながら
無事、対馬行きのフェリーに乗り込んだのです。
ということで、
やって参りました国境の島「対馬」!
寝起きでボーッとしてる間に
見事に空港行きのバスに乗り過ごす。
とりあえず歩き始めると、1台のバスが。
行き先を告げると目的のバスが停まるバス停の場所を教えてくれた。
やさしいなぁ、対馬。
バス停までの道すがら、やけに石垣の塀が目につく。
たまたまそこらへんが武家屋敷跡が居並ぶ地区だったらしいんだけど、
ちょっと独特な石の積み方のように思えた。
なんとかバスに乗って、無事レンタカーゲット。
さぁ、対馬の北端目指してスタートです。
対馬を走り出してすごく驚いたのが、
全部ではないけどその海の穏やかな事。
おそらくリアス式海岸のように地形が入り組んでるから何だと思うんだけど
四方を外海に囲まれた島だとイメージしてたから
そのギャップにビックリ。
道中には、対馬ならではのこんな標識。
さすがに遭遇はしなかったけど(笑)
結構な時間走って、ようやく北端の目指す場所に到着。
そこは、日本の渚100選にも選ばれているという「三宇田浜」。
何か夏休みらしい事を...と思いついたのが海水浴。
せっかくこんな所まで来たんだから。
ちなみに、前回海に入ったのはトカラは宝島での事。
アレ以来と言う事だから実に3年ぶりとかそれくらいになる。
あの時は2月だったけど
今回はまだまだ夏真っ盛りな9月も上旬!
ウキウキで水着に着替え浜に出てみると
ひ、人っ子一人海水浴客がいないじゃないか!?
確認できるのは、駐車場付近の東屋で昼寝をしてたおじさんと
浜の奥の東屋で運動してるおじさんの2人だけw
...って、これってまるでプライベートビーチ!
すごーい!
それもさることながら
一番すごいのはその海岸の美しさ!
海に入ってみると、その水の透明な事!
しばしの間、一人でこの美しい海をパシャパシャと満喫させていただきました!
海水浴のあとは、すぐ上にある「渚の湯」でひとっ風呂。
なんていう贅沢な時間。
リフレッシュした所で、今回の裏メイン?でもある
韓国展望所へ。
暑さの所為か、水蒸気でやや見晴らしが絶好調ではなかったけど
肉眼では異国の風景がうっすらと確認できました。
カメラに収めても全然写らなかったのが残念ですが...
このあとも、別の展望所からまたお隣を望んでみたり
海神神社や和多都美神社に寄ったりとけっこうぐるりと対馬をまわり
夏休みらしい夏休みは無事終了!
9/06/2011
2011夏休み 其ノ四
2日目のスタート。
唐津城なんかを遠目から眺めたりしながら
唐津フェリーターミナルへ。
向かう先は「壱岐」!
いよいよ九州の土地から離島へ!
久しぶりの島にワクワクなのであります。
潮風が実に気持ちいい♪
約2時間半の海路で無事壱岐に到着!
事前にお伝えしていた時間までちょっとあったので
港のレンタサイクルを申し込んで電動チャリを借りる。
これでグルッとしてみよう!とこぎだすと
今までに体感した事のない初速にビックリ!(笑)
ついつい調子に乗って坂道とか登ってみましたが
奥様方があれ愛用してるの理解できました。
すんごい楽ちん!
電動チャリにまたがりこの島での目的地、
壱岐焼酎「ちんぐ」「雪洲」醸造元「重家酒造」さまへ。
すると、
いきなり表にいらっしゃった横山太三常務と遭遇!
まさか自転車に乗って登場するとは思わなかったみたいで
目をまんまるにされてました(笑)
実は、今回このルートにしようと決めさせてくれたのが
この重家酒造様でした。
5月に試飲販売でお越しいただいた時、
あれこれお話しさせてもらううちに
壱岐焼酎の生まれる土地ををきちんと見てみたい。
最近島に行ってなくて欲求不満。
まとめた休みが取れないと行けない所に行きたい。
と、諸条件が自分の中で繋がったんです。
そしてなにより、太三常務の人柄に惹かれたのであります。
(ココが一番重要!)
やはり商いは人だと思ってる僕にとって
それはとっても大切なファクターなのです。
さて、壱岐焼酎。
日本のお酒の中で産地呼称が認められてるものの一つ。
なんといってもその一番の特徴は
米麹1/3、麦2/3の比率で仕込むという所でしょうか。
現在、壱岐には7つのお蔵さんがあるのですが
昔ながらの木製甑で原料を蒸し、カメ壷仕込みを行っているのは
この重家酒造様のみ。
つまり、純血の壱岐焼酎と言ってもいいかもしれません。
石高は500石ほど。
少しずつ量を増やしていけてるようでして、
数日後に新たな貯蔵タンクがやってくるとおっしゃってました。
お話を聞いてる感じだと順調だなと思ってたんですが、
ご兄弟が蔵に戻られたときは
どん底と言ってもいいくらい大変だったそうです。
社長である父・省三氏とそれはそれはぶつかりあったそうです。
そうした中から
壱岐焼酎のアイデンティティを見つめ直し
それを守り抜くという決心をされた事に感動を覚えました。
想像できないほどの苦労があったとは思いますが
それが着実に実を結び大きく成長してるのを感じ
微力ながら力添え出来ればと思ったのであります。
蔵での見学を終え、
「ちんぐ」の原料となる米の田んぼまで連れて行ってもらいました。
看板には「麦」栽培地と書いてあるのですが
実は、壱岐では二毛作のため麦と米を同じ田んぼで育てているのだそうです。
麦は春先に刈り取りを終えるので、今は稲が育てられていました。
このあと、壱岐の歴史を勉強したりなんかして
夜は太三常務にお食事をごちそうになってしまいました。
本当だったら、きちんと杯を交わしたかったのですが
このあとの僕のスケジュールのせいで
太三常務がお酒を飲めなくなってしまい...
本当にすみませんでした。
でも、一日通してアレコレお話をさせていただき
とっても充実した訪問となりました!
息子さんの夢とそれを現実化しようと動き出してる太三常務の夢、とってもステキです!
それがきっと壱岐のさらなるルーツへの模索へともなると思います!
その夢が産声を上げた時には、ぜひぜひ分かち合えればと思います☆
何から何まで、本当にありがとうございました!
次回こちらにいらしたときは、
かならず杯を酌み交わしましょうね!
唐津城なんかを遠目から眺めたりしながら
唐津フェリーターミナルへ。
向かう先は「壱岐」!
いよいよ九州の土地から離島へ!
久しぶりの島にワクワクなのであります。
潮風が実に気持ちいい♪
約2時間半の海路で無事壱岐に到着!
事前にお伝えしていた時間までちょっとあったので
港のレンタサイクルを申し込んで電動チャリを借りる。
これでグルッとしてみよう!とこぎだすと
今までに体感した事のない初速にビックリ!(笑)
ついつい調子に乗って坂道とか登ってみましたが
奥様方があれ愛用してるの理解できました。
すんごい楽ちん!
電動チャリにまたがりこの島での目的地、
壱岐焼酎「ちんぐ」「雪洲」醸造元「重家酒造」さまへ。
すると、
いきなり表にいらっしゃった横山太三常務と遭遇!
まさか自転車に乗って登場するとは思わなかったみたいで
目をまんまるにされてました(笑)
実は、今回このルートにしようと決めさせてくれたのが
この重家酒造様でした。
5月に試飲販売でお越しいただいた時、
あれこれお話しさせてもらううちに
壱岐焼酎の生まれる土地ををきちんと見てみたい。
最近島に行ってなくて欲求不満。
まとめた休みが取れないと行けない所に行きたい。
と、諸条件が自分の中で繋がったんです。
そしてなにより、太三常務の人柄に惹かれたのであります。
(ココが一番重要!)
やはり商いは人だと思ってる僕にとって
それはとっても大切なファクターなのです。
さて、壱岐焼酎。
日本のお酒の中で産地呼称が認められてるものの一つ。
なんといってもその一番の特徴は
米麹1/3、麦2/3の比率で仕込むという所でしょうか。
現在、壱岐には7つのお蔵さんがあるのですが
昔ながらの木製甑で原料を蒸し、カメ壷仕込みを行っているのは
この重家酒造様のみ。
つまり、純血の壱岐焼酎と言ってもいいかもしれません。
これが甑。
これがカメ壷たち。
石高は500石ほど。
少しずつ量を増やしていけてるようでして、
数日後に新たな貯蔵タンクがやってくるとおっしゃってました。
お話を聞いてる感じだと順調だなと思ってたんですが、
ご兄弟が蔵に戻られたときは
どん底と言ってもいいくらい大変だったそうです。
社長である父・省三氏とそれはそれはぶつかりあったそうです。
そうした中から
壱岐焼酎のアイデンティティを見つめ直し
それを守り抜くという決心をされた事に感動を覚えました。
想像できないほどの苦労があったとは思いますが
それが着実に実を結び大きく成長してるのを感じ
微力ながら力添え出来ればと思ったのであります。
蔵での見学を終え、
「ちんぐ」の原料となる米の田んぼまで連れて行ってもらいました。
看板には「麦」栽培地と書いてあるのですが
実は、壱岐では二毛作のため麦と米を同じ田んぼで育てているのだそうです。
麦は春先に刈り取りを終えるので、今は稲が育てられていました。
このあと、壱岐の歴史を勉強したりなんかして
夜は太三常務にお食事をごちそうになってしまいました。
本当だったら、きちんと杯を交わしたかったのですが
このあとの僕のスケジュールのせいで
太三常務がお酒を飲めなくなってしまい...
本当にすみませんでした。
でも、一日通してアレコレお話をさせていただき
とっても充実した訪問となりました!
息子さんの夢とそれを現実化しようと動き出してる太三常務の夢、とってもステキです!
それがきっと壱岐のさらなるルーツへの模索へともなると思います!
その夢が産声を上げた時には、ぜひぜひ分かち合えればと思います☆
何から何まで、本当にありがとうございました!
次回こちらにいらしたときは、
かならず杯を酌み交わしましょうね!
9/05/2011
2011夏休み 其ノ参
皆様とお別れし、田中さんにはお見送りまでしていただき
(社内での会話は本当に楽しかったですし嬉しかったです)
電車に乗って、今宵のお宿のある唐津に到着。
唐津。
唐津焼やら海鮮やら何やらで
なんだかんだ馴染みの深い町。でも、初訪問。
結局時間的都合で、
川島豆腐店さんも土平窯さんや土房しんさんや燻やさんあたりには
どこにも行けず。
ま、仕方ない。
糸島を離れる前に
ご当地名物?だという「牧のうどん」をいただいたので
お腹はけっこうふくれてたんだけど
唐津に来たらお寿司を食べるんだ!と決めていたので
諦めきれなくって一人夜の唐津をお寿司を求めてぶらり。
行き着いた先は、
駅からそこそこ離れているお寿司屋さん「酔虎寿し」さん。
カウンターにちょこんと座ると
大将らしき板さんがいらしたので
お腹がいっぱいなんだけど、どうしでもお寿司を食べたかった旨を説明(笑)
そしたら、
少ない数でお任せで握ってくれるとの事。
ありがたやです。
ちなみに、時間が遅かったからか
カウンターには僕独り。
なんだか贅沢で気持ちいいけど申し訳もなく...
そんなこんなでお寿司がやって参りましたよ。
まずは、あら。別名「クエ」ですね。
コリコリとした食感と淡白な味わいに
酢橘のアクセントが爽やか〜。
そして、2貫目は撮る前に食べてしまって存在すら忘れてしまいw
3貫目が〆さば。
脂の乗った鯖のうまい事この上無しですよ。
4貫目も撮り忘れたんだけども、
これはうにの握り。軍艦じゃなくて。
甘味の強い雲丹がこれまた至福。
さてさて、そして穴子。
適度に香ばしく、でも口の中ではらりととろける食感は素晴らしい☆
よくテレビでやってるお寿司屋さんとかでネタが大きいのやってるけど
個人的には、やはり何事もバランスを崩したら美味しくもないし美しくもない。
一口で食べきれるシャリとネタこそ美しい。
口の中でシャリとネタがきちんとほどけては一緒になる。
だからこそ美味しいと思うんです。
ま、それはさておき。
実は、当初ココまでの予定だったんですが
あまりにも美味しくてするりと胃の腑に収まってしまったんで
追加でリスタートw
仕切り直しは、
まず河豚のタタキから。
うんうん、ステキな仕切り直し♡
このあと、
勘八、大トロと続きまして
最後は爽やかな芽葱で締めました。
イカが食べれなかったのは残念だったけど
こちらの海の幸のおいしさは充分に堪能させていただきました!
酒もきちんと地のものを出されていて
とっても嬉しかったです!
ごちそうさまでした☆
ほろ酔いの身にまかせて、
線路を越えて唐津の歓楽街?繁華街?をぶらり。
こういうところを歩くのがとっても大好き。
表も裏も見てみたいのです。
その区画の中で目にした廃墟。
この界隈は、町が元々城下町だからかしっかりした古い建築物が多いなと思った。
ここも、おそらく宿だったんだろうなと。
こういう建物が朽ちていくのは惜しいなーといつも思う。
もう一回同じの造れと言っても技術やら法律やらで難しいはずだもの。
年月を纏った建物というのは、
とてもじゃないけどマネなんて出来っこない。
これ自体が歴史なんだもの。
でもね、こういうお店も発見。
建物はまだまだこれから味が出てくるかなーなんて思うけど、
この佇まいで餃子ってのがイイ!
そして、それ一本で勝負してるのが実に潔い!
(入ってみたらどうか分からないけどw)
なんて徘徊を楽しみつつ
唐津での夜は更けていったのであります。
(社内での会話は本当に楽しかったですし嬉しかったです)
電車に乗って、今宵のお宿のある唐津に到着。
唐津。
唐津焼やら海鮮やら何やらで
なんだかんだ馴染みの深い町。でも、初訪問。
結局時間的都合で、
川島豆腐店さんも土平窯さんや土房しんさんや燻やさんあたりには
どこにも行けず。
ま、仕方ない。
糸島を離れる前に
ご当地名物?だという「牧のうどん」をいただいたので
お腹はけっこうふくれてたんだけど
唐津に来たらお寿司を食べるんだ!と決めていたので
諦めきれなくって一人夜の唐津をお寿司を求めてぶらり。
行き着いた先は、
駅からそこそこ離れているお寿司屋さん「酔虎寿し」さん。
カウンターにちょこんと座ると
大将らしき板さんがいらしたので
お腹がいっぱいなんだけど、どうしでもお寿司を食べたかった旨を説明(笑)
そしたら、
少ない数でお任せで握ってくれるとの事。
ありがたやです。
ちなみに、時間が遅かったからか
カウンターには僕独り。
なんだか贅沢で気持ちいいけど申し訳もなく...
そんなこんなでお寿司がやって参りましたよ。
まずは、あら。別名「クエ」ですね。
コリコリとした食感と淡白な味わいに
酢橘のアクセントが爽やか〜。
そして、2貫目は撮る前に食べてしまって存在すら忘れてしまいw
3貫目が〆さば。
脂の乗った鯖のうまい事この上無しですよ。
4貫目も撮り忘れたんだけども、
これはうにの握り。軍艦じゃなくて。
甘味の強い雲丹がこれまた至福。
さてさて、そして穴子。
適度に香ばしく、でも口の中ではらりととろける食感は素晴らしい☆
よくテレビでやってるお寿司屋さんとかでネタが大きいのやってるけど
個人的には、やはり何事もバランスを崩したら美味しくもないし美しくもない。
一口で食べきれるシャリとネタこそ美しい。
口の中でシャリとネタがきちんとほどけては一緒になる。
だからこそ美味しいと思うんです。
ま、それはさておき。
実は、当初ココまでの予定だったんですが
あまりにも美味しくてするりと胃の腑に収まってしまったんで
追加でリスタートw
仕切り直しは、
まず河豚のタタキから。
うんうん、ステキな仕切り直し♡
このあと、
勘八、大トロと続きまして
最後は爽やかな芽葱で締めました。
イカが食べれなかったのは残念だったけど
こちらの海の幸のおいしさは充分に堪能させていただきました!
酒もきちんと地のものを出されていて
とっても嬉しかったです!
ごちそうさまでした☆
ほろ酔いの身にまかせて、
線路を越えて唐津の歓楽街?繁華街?をぶらり。
こういうところを歩くのがとっても大好き。
表も裏も見てみたいのです。
その区画の中で目にした廃墟。
この界隈は、町が元々城下町だからかしっかりした古い建築物が多いなと思った。
ここも、おそらく宿だったんだろうなと。
こういう建物が朽ちていくのは惜しいなーといつも思う。
もう一回同じの造れと言っても技術やら法律やらで難しいはずだもの。
年月を纏った建物というのは、
とてもじゃないけどマネなんて出来っこない。
これ自体が歴史なんだもの。
でもね、こういうお店も発見。
建物はまだまだこれから味が出てくるかなーなんて思うけど、
この佇まいで餃子ってのがイイ!
そして、それ一本で勝負してるのが実に潔い!
(入ってみたらどうか分からないけどw)
なんて徘徊を楽しみつつ
唐津での夜は更けていったのであります。
2011夏休み 其ノ弐
お次は、昼食を挟み福岡市内へリターン。
着いた先は、福岡の酒販店「住吉酒販」さん。
こちらに来る前からTwitterなんかで見ててすっごい気になってた所。
最近は、地方の若い方が主力を成す酒販店さんが元気だと感じてたので
現地ならではの商品展開を見たり、お話ししたりして
今の九州での日本酒事情をこの目で感じてみたく。
博多駅からほどなくの場所に、ひっそりと、でも確固たる存在感で。
挨拶もそこそこに2階に促されついていくと
そこは、九州の日本酒虎の穴!
一応載せるとご迷惑おかけするやもしれませんので
店内画像はあしからず。
棚にびっしりと並んだ九州の猛者酒たち。
見慣れた銘柄から、お初の顔までズラリ。
前々からそのつもりではあったけど、
焼酎とかも含め九州の酒最前線をまとめ買いさせていただきました!
ふぅ、買い物欲お腹いっぱい♡
こうした各地の有力酒販店さんを見学させていただくのも
勉強になります。
庄島さん、ありがとうございました!
そして、今度は福岡を離れ一気にお隣の市、糸島!
目指した先は、日本で唯一の全量ハネ木搾りのお蔵「白糸酒造」様!
僕がここのお酒と出会ったのは去年のお正月だったとおぼろげな記憶。
福岡出身の友達が、実家で飲んでるお酒という事で差し入れしてくれたのです。
その時は、普通酒で甘めな口当たりに九州的イメージくらいにしか思ってなかったのですが
その年の初夏だったか、とある酒販店さんでとある蔵の息子さんによるデビュー作が置いてたので
買ってきて飲んでみたら驚きの味わいで!
ラベルを見たら、なんとそこには「白糸酒造」の名前が...!!!
蔵に戻ってきた息子さんによるその鮮烈なデビュー作をその舌で体験し
歴史の証人になったような感覚を覚えたときから
いつか訪れたいと思っていたお蔵さん。
念願叶っての訪問なのであります。
八代目蔵元にあたる若きその人は「田中克典」氏。
まだまだやんちゃな匂いを感じさせる若者なのです。
(僕が言うのもなんですが)
訪問した数日前にご結婚されたそうで...おめでとうございます!
いやぁ、独り身としてはあやかりたいものですw
田中さんに付き添われ蔵をご案内頂く。
そして、
これが噂のハネ木です。ドーン!
要は、重しを梁の先にぶら下げて
テコの応用で槽に敷き詰めた酒を搾るというものです。
残念ながら、今はオフシーズンなので
動いてる姿は拝めませんでした。
次回は、是非とも造りの時期にお邪魔したいと思います!
お蔵を離れ、実は全国でもトップクラスの生産量を誇る
糸島産山田錦の田んぼを見せていただきました。
ここから収穫された山田錦が、
彼のブランド「田中六五」となって日本中を席巻する日も
そう遠くない未来かもしれません。
でも、その時は刻一刻と近づいてると僕は思いますし応援しています。
こんな風にズラリと!
ごちそうになった「牧のうどん」のフニフニ感と増える恐怖忘れません!(笑)
お次は、同じ町内にある「ミツル醤油」醸造元、ミツル醤油様。
こちらも実は待望の訪問。
知ったのは職人醤油.comさんでの特別連載だったっけかな?
なぜこのお蔵さんに惹かれたかと言うと
40年ぶりに醤油づくりを復活させたという事、
もちろんそれは全量自社醸造。
そして、実はその当人「城 憲典」さんが、先の田中さんと農大の同級生なのです。
奇しくも同期の二人が同郷糸島のお互いの蔵で
自分の目指す造りを始めてるという所に非常に惹き付けられたのであります。
ということで、田中さんにお願いしてご紹介頂きました。
なんだかシャイな印象の城さん。
でも、その言葉の端々には奥底に秘めてる情熱をたっくさん感じる事が出来ました☆
去年初めて仕込んだもろみは、まだまだ熟成中。
来年以降のデビューを首を長くして待ってたいと思います。
城さん、楽しみにしておりまーす!
糸島ブランドというモノが今、ものすごく形作られてる真っ最中な印象を受けた
わずかばかりの糸島滞在でした。
着いた先は、福岡の酒販店「住吉酒販」さん。
こちらに来る前からTwitterなんかで見ててすっごい気になってた所。
最近は、地方の若い方が主力を成す酒販店さんが元気だと感じてたので
現地ならではの商品展開を見たり、お話ししたりして
今の九州での日本酒事情をこの目で感じてみたく。
博多駅からほどなくの場所に、ひっそりと、でも確固たる存在感で。
挨拶もそこそこに2階に促されついていくと
そこは、九州の日本酒虎の穴!
一応載せるとご迷惑おかけするやもしれませんので
店内画像はあしからず。
棚にびっしりと並んだ九州の猛者酒たち。
見慣れた銘柄から、お初の顔までズラリ。
前々からそのつもりではあったけど、
焼酎とかも含め九州の酒最前線をまとめ買いさせていただきました!
ふぅ、買い物欲お腹いっぱい♡
こうした各地の有力酒販店さんを見学させていただくのも
勉強になります。
庄島さん、ありがとうございました!
そして、今度は福岡を離れ一気にお隣の市、糸島!
目指した先は、日本で唯一の全量ハネ木搾りのお蔵「白糸酒造」様!
僕がここのお酒と出会ったのは去年のお正月だったとおぼろげな記憶。
福岡出身の友達が、実家で飲んでるお酒という事で差し入れしてくれたのです。
その時は、普通酒で甘めな口当たりに九州的イメージくらいにしか思ってなかったのですが
その年の初夏だったか、とある酒販店さんでとある蔵の息子さんによるデビュー作が置いてたので
買ってきて飲んでみたら驚きの味わいで!
ラベルを見たら、なんとそこには「白糸酒造」の名前が...!!!
蔵に戻ってきた息子さんによるその鮮烈なデビュー作をその舌で体験し
歴史の証人になったような感覚を覚えたときから
いつか訪れたいと思っていたお蔵さん。
念願叶っての訪問なのであります。
八代目蔵元にあたる若きその人は「田中克典」氏。
まだまだやんちゃな匂いを感じさせる若者なのです。
(僕が言うのもなんですが)
訪問した数日前にご結婚されたそうで...おめでとうございます!
いやぁ、独り身としてはあやかりたいものですw
田中さんに付き添われ蔵をご案内頂く。
そして、
これが噂のハネ木です。ドーン!
要は、重しを梁の先にぶら下げて
テコの応用で槽に敷き詰めた酒を搾るというものです。
残念ながら、今はオフシーズンなので
動いてる姿は拝めませんでした。
次回は、是非とも造りの時期にお邪魔したいと思います!
お蔵を離れ、実は全国でもトップクラスの生産量を誇る
糸島産山田錦の田んぼを見せていただきました。
ここから収穫された山田錦が、
彼のブランド「田中六五」となって日本中を席巻する日も
そう遠くない未来かもしれません。
でも、その時は刻一刻と近づいてると僕は思いますし応援しています。
こんな風にズラリと!
ごちそうになった「牧のうどん」のフニフニ感と増える恐怖忘れません!(笑)
お次は、同じ町内にある「ミツル醤油」醸造元、ミツル醤油様。
こちらも実は待望の訪問。
知ったのは職人醤油.comさんでの特別連載だったっけかな?
なぜこのお蔵さんに惹かれたかと言うと
40年ぶりに醤油づくりを復活させたという事、
もちろんそれは全量自社醸造。
そして、実はその当人「城 憲典」さんが、先の田中さんと農大の同級生なのです。
奇しくも同期の二人が同郷糸島のお互いの蔵で
自分の目指す造りを始めてるという所に非常に惹き付けられたのであります。
ということで、田中さんにお願いしてご紹介頂きました。
なんだかシャイな印象の城さん。
でも、その言葉の端々には奥底に秘めてる情熱をたっくさん感じる事が出来ました☆
去年初めて仕込んだもろみは、まだまだ熟成中。
来年以降のデビューを首を長くして待ってたいと思います。
城さん、楽しみにしておりまーす!
糸島ブランドというモノが今、ものすごく形作られてる真っ最中な印象を受けた
わずかばかりの糸島滞在でした。
2011夏休み 其ノ壱
兼ねてから申請していた連休をもらい、
一路、福岡へ。
夏休みを利用して蔵見学へ。
福岡空港から日田行きのバスに乗り40分ほど。
まずは「三井の寿」醸造元、井上合名様へ。
高速バスのバス停を降りると、
井上専務が待っていてくれまして、そのまま蔵までご案内して下さいました。
造りの話はもちろん、今期のアイデアなども伺えました。
どこまで書いていいのか判らないので
突っ込んだ話は割愛w
この日は、ずーっと井上専務にお世話になりっぱなしで
恐縮至極でありました。
この場を借りて御礼申し上げます。
お次は、お隣久留米の「庭の鶯」醸造元、山口酒造場様へ。
道中お話を聞いてて想像はしていたのですが、
いやはや頭のイメージを覆されるようなくらいご立派なお蔵さんです。
やはり、酒蔵とは地元の名士が多いんですね。
ちょうどこの日は、先日の梅酒のコンテストで一位にもなった梅酒
「うぐいすとまり」の作業をされてました。
実は、この山口酒造場様は元々商家さんだったそうです。
その5代目当主の利七と言う方が
庭に飛来して水を飲んでるうぐいすを見て
『うぐいすが飲みに来るくらいだから、それは美味しい水に違いない』と
清酒づくりを思いついたそうです。
銘柄もそこから取って「庭の鶯」となったそうです。
そして、ココのお蔵さんはお酒だけじゃない!
実は現社長のお母様はパッチワークの第一人者「山口怜子」さんなんです。
といっても、僕は全く知らなかったのですが...
ちょうど一ヶ月後に迫った蔵開きの準備で広げられていたそれらを見ていたら
すっごい惹き付けられてしまいました。
と、盛りだくさんでご案内していただき
最後は蔵の入り口の暖簾をバックに
ご案内頂いた石丸営業部長とともにパチリ。
ありがとうございました!
一路、福岡へ。
夏休みを利用して蔵見学へ。
福岡空港から日田行きのバスに乗り40分ほど。
まずは「三井の寿」醸造元、井上合名様へ。
高速バスのバス停を降りると、
井上専務が待っていてくれまして、そのまま蔵までご案内して下さいました。
造りの話はもちろん、今期のアイデアなども伺えました。
どこまで書いていいのか判らないので
突っ込んだ話は割愛w
この日は、ずーっと井上専務にお世話になりっぱなしで
恐縮至極でありました。
この場を借りて御礼申し上げます。
お次は、お隣久留米の「庭の鶯」醸造元、山口酒造場様へ。
道中お話を聞いてて想像はしていたのですが、
いやはや頭のイメージを覆されるようなくらいご立派なお蔵さんです。
やはり、酒蔵とは地元の名士が多いんですね。
ちょうどこの日は、先日の梅酒のコンテストで一位にもなった梅酒
「うぐいすとまり」の作業をされてました。
実は、この山口酒造場様は元々商家さんだったそうです。
その5代目当主の利七と言う方が
庭に飛来して水を飲んでるうぐいすを見て
『うぐいすが飲みに来るくらいだから、それは美味しい水に違いない』と
清酒づくりを思いついたそうです。
銘柄もそこから取って「庭の鶯」となったそうです。
そして、ココのお蔵さんはお酒だけじゃない!
実は現社長のお母様はパッチワークの第一人者「山口怜子」さんなんです。
といっても、僕は全く知らなかったのですが...
ちょうど一ヶ月後に迫った蔵開きの準備で広げられていたそれらを見ていたら
すっごい惹き付けられてしまいました。
と、盛りだくさんでご案内していただき
最後は蔵の入り口の暖簾をバックに
ご案内頂いた石丸営業部長とともにパチリ。
ありがとうございました!
4/15/2011
山伏 壱&弐
山伏。
修験道の修行者。修験者。
日本古来の山岳信仰と仏教が混ざりあって形成された信仰だそう。
あの独特のいでたちから、
一般的には天狗がそのイメージに結びつくのではないかな。
そもそも、
里とはかけ離れた山の中で修行してる人なんて
彼らには何してるかわけわかんなくて不気味だったろうから
ほぼ天狗と同じ括りだったりして。
と、話がズレました。
僕にとって、山伏から連想するのはその開祖と言われる「役小角(えんのおづぬ)」。
役の行者とも。
彼の事について書かれた本を読んだときから
その呪術的、オカルト的な匂いに
密教色が強いなーと思ってたら、
wikiで見る限りやっぱり結びつきは強いようで。
だから、
初めてこの名前を冠したビールを見た時、
ものすごーく興味がわいた。
そんなことも忘れかけていた先日、
出かけた先の酒屋さんでまさかの遭遇!
本当は、日本酒と焼酎を買う予定だったんだけど
その佇まいにどうしても無視することが出来ずに連れて帰ったのであります。
名前や商品のコンセプトは、
ベルギーの修道院ビールに対する志賀高原ビールさんからの回答といった所なんでしょうか?
でも、模倣ではなく
自分たちなりの、ならではの「ものづくり」という姿勢は
たしかに只管に修行に明け暮れる験者のそれに通ずる一本の筋があるように思います。
製造は、上にも書いたのですが
志賀高原ビールを造ってらっしゃる玉村本店さん。
実は、このビール2種類あってそれぞれ壱と弐なんて書かれてます。
共通の特徴は、
長野県産「美山錦」を一部に使用している事と
シャンパンのように瓶内二次発酵させてる所。
だからボトルもシャンパンボトル!
それでは、
それぞれの感想。
☆壱☆
さわやかでフルーティーな芳香。
程よいふくらみの甘味、フィニッシュの清々しさ。
柑橘やハーブを思わせる味わいが爽やかに
小気味いい苦味となってシャープにまとめてくれる。
☆弐☆
甘めでビターなロースト香。コーヒーのようなニュアンス。
口に含むと黒糖やチョコやオレンジのような
甘味と酸味が複雑に折り重なって現れる。
ただ、余韻に重たさを残さずに抜けていくので
全体の印象としてはスッキリすら感じさせてくれ
次!と思わせてくれる。
といった感じでしょうか。
どちらもとっても美味しかったのであります。
ごちそうさまでした。
そして、
この志賀高原ビールさんのブログの写真がとってもステキ!
やっぱり写真ていいなぁ。カメラいいなぁ。
それからそれから。
おかげで?どっかの本山に行きたくなりました。
また身延山とかいこうかしらん。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
商品名:山伏 壱 saison one
醸造元:株式会社玉村本店(長野県)
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、自家栽培米美山錦
糖類、ホップ(自家栽培「信州早生」)
容量:750ml
アルコール度数:6.5%
商品名:山伏 弐 saison noir
醸造元:株式会社玉村本店(長野県)
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、自家栽培米美山錦
糖類、ホップ
容量:750ml
アルコール度数:8%
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
4/02/2011
しおサイダー
異動先のお隣に、東京駅時代から大好きでお世話になっていた(個人的に)
ニッコリーナさんと同じ会社の店舗「Occatte(オカッテ)」さんが入っていて、
オープン前からウハウハの大興奮で困ってますw
今では、もうどっちの店舗の人間かわからないくらい...
でも、それは仕方のない事。
なぜなら僕は食全般が大好きなのだから。
日本の美味しいものを前にして我慢しろというのがムリってもんです!
今日も、ちょこちょこ休憩時間にお買い物。
今日からは石垣フェアーだったので
沖縄のものをいくつか物色。
お店の方に色々とお薦めしていただいて
琴線に触れたものをゲットしてきました。
その中で唯一沖縄じゃないものがコレ↓
「しおサイダー」(石川県)
ニッコリーナさんのブログ見てて、
実はずっと気になっていた商品なんです。
ラベルも佇まいもシンプルで好み。
どこかサイダーというものに感じるレトロな哀愁を
うまーくモダンに現してるような気がします。
お味の方は、
何ともふしぎ。
サイダーって甘いものなのに
お塩というしょっぱいアクセントが入ると
こんなにも甘さというものにスポットが当たり
奥行きが出るんだなーって。
よくお料理とかでもそうですよね。
ひとつまみのお塩をあえて入れる事によって甘味をグッと出しますよね。
それがまんまシンプルに味わえる。
お塩のおかげか、甘さがあとに残らず
じつに爽快。
これは美味しい。
またこの商品が、
伝統的に揚げ浜式製塩を行ってきた能登で生まれたというのが
素晴らしいと思います。
こうしたフィルターを通してでも
日本の製塩の文化を皆様に知ってもらえたらステキですよね。
他にも、Occatteさんであれこれ買い込んだので
おいおいアップしたいと思いますー☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
商品名:しおサイダー
発売元:株式会社アンテ(石川県)
容量:340ml
価格:210円(込)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
3/17/2011
小笠原味醂
東北地方の震災で大変な時期ではありますが、
ここ最近その影響で上がりが早いので
たまっていた記事をちらほらと。
味醂 -みりん-
一般の人にとってそれは調味料と言う認識かと思います。
まー、僕もそうでした。
でも、
昔とある雑誌の記事を読んだ時、
みりんをワイングラスでサーブしてるお店があると聞いてビックリしたのです。
それはまるで上質なポートワインのような。
そんな記事だったかと思います。
それ以来、
味醂風調味料ではなく
きちんと造られたみりんを買うようになった。
そんな中で、ある時からすごい気になっていた味醂がありまして。
それが、小笠原味醂。
なぜかって。
それは、この色!
そして、国産米と本格焼酎を使用しているところ。
僕の味醂の概念を覆す濃厚なべっ甲色!
ネットで調べた所、4年間の熟成だそうです。
だからこそ!
いやースゴいなー、欲しいなーと思ってたら
なんと近所の酒屋さんで発見!
その日は日本酒買いに行ったんですが、有無を言わさず
「小笠原味醂」を一緒にレジに持って行ってしまいました。
その晩、グラスにそそいでそのまま含むと
なんともふくよかな甘味が口いっぱいに広がるではないですか!
それでいて、実に上品に消えていくさばけの良さ。
あぁ、甘露ってこういうことを言うんだろうな。
思わずそんな言葉が脳裏に浮かびました。
後日、
お世話になっている方と食事をしていたときの事、
この味醂の話をしたら
「アイスにかけるとおいしい」と聞き、これまたビックリ。
早速その日の帰りにコンビニでハーゲンダッツのバニラと抹茶を買い実験。
これが
そのお言葉以上に抜群で美味しいのなんの!
バニラは言わずもがな。
抹茶の方も、まるで洗練された黒蜜をかけたかのよう。
いやいや、これは大人スイーツの定番になれるのでは?
と、
個人的にツボ入りまくって大興奮したのでありました。
他にも、ほうじ茶アイスとかそんなんでも試してみたいなー。
もちろん、
煮物とかで使うと味のノリが抜群です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
商品名:小笠原味醂 一子相伝
製造元:小笠原味醂醸造(愛知)
原材料:もち米(国産米)、麹米(国産うるち米)、国産本格焼酎
容量:1,800ml , 600ml
価格:2,800円、1,050円(税込)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2/22/2011
また一歩ずつ。
色々あって、なんだかずっとブログを書くという事に
おっくうになってた。
前回の記事が、なんとウッドノートだから
半年以上も前になる。
あれぐらいから、
実にたくさんの事があって
でも、またこうして画面の前に向かえてます。
今日、ふと電話をしながら
相手に情報を教える為に自分のブログの記事を見てみた。
恥ずかしげもなく言うなら、
それなりじゃないと思った。
客観的にと言っても、
やっぱり書いたのは自分であるわけだから
自分の好きな物ばかりが載っているわけで。
でも、
なんか遠目から見ていいなと思えた。
やめるのもったいないな、と。
このブログは、
はじめは旅の記録としてだったけど
旅をまとめてるうちに、
形こそ変えはしても
これからもそれは旅のようなものなんじゃないかと。
それだったら、
自分の見た世界をそのまま綴っていけばいいんだと。
実は、億劫になってただけで
書いてない間にも
たくさんの、ほんとにたくさんのステキなものに出会ってる。
それは、僕の中だけにとどめるには
とてもじゃないけどもったいないものばかり。
僕がやりたい事を形にする為の、
一つのアプローチがこのブログというツールの活用。
お手軽さ故に、
ここ最近はTwitterばかりやっていて
外からの情報をどん欲に吸収してたけど、
やっぱり自分のものもアウトプットしてかなきゃ。
ということで、
仕事も忙しくって
またすぐにサボりがちになるだろうけど
それでも、
再開していこうと思います。
僕の地図はまだまだ余白たっぷり(笑)
と、つらつらと決意表明してみたものの
コレだけで終わってしまったらなんだかホントに独り言で終わってしまうので
ここ最近のネタを軽く。
Beamsさんで、
あの「石垣島ラー油」をゲットしました!
昔の記事に載せた平翠軒の「五穀豊穣らーゆ」より
だいぶマイルドで食べやすい気がしました。
でもでも、
その香辛料のバランスから来る香りに
僕は、成都をはじめ中国で食べてきた辛い麺を思い出しました。
あれ、おいしいんだよなー。
↓ こんなんです。
さすがに、これは日本ではないだろうけど
なんと、こないだDancyuに
上海で食べてすっごい気に入った焼き小龍包「生煎」が載ってた!
ついに日本に上陸したのかー。
僕が知らなかっただけかもしれないけどw
今度食べに行こーっと。
美味しいもの食べて飲んで、
元気出してやっていきます!
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