4/30/2010

益子陶器市。

ゴールデンウィーク中にわずかにもらえた休日。


今回は、栃木は益子の陶器市へ行って参りました。

でもでも。
今回は、飛行機ではなくて電車ですw

見て下さい、この道程。
結構な移動であります。









まずは横浜から湘南新宿ラインで小山まで。
小山までで実は1時間49分もかかるので
奮発してグリーン車に乗ってみました。

うーん、快適ー☆

小山からは、水戸線に乗って下館まで。

下館からは、真岡鐵道という第3セクターに乗り換えて益子まで。
この真岡鐵道、SLの運行があるらしいです。
おそらく鉄ちゃんたちの間では有名なんでしょうなぁ。

素人の僕でも、
ほのぼのとしたホームや
ひたすら真っすぐのどかな自然の中を続く単線の線路、
懐かしいディーゼルエンジンの音をBGMに
車窓から見える景色を眺めてたら
かなりテンション上がりました☆

これがSLだったらなおの事だと思います。


ちなみに、どうでもいいですが
真岡を「まおか」だと思って読んでたんですが「もおか」だそうです。
日本語って難しいw

そんなこんなで益子に着いたのはお昼前。

かれこれ家を出てから約5時間後!?

羽田から上海に行くのと変わらないどころか
上海の方が近いかも…w


さて、益子の陶器市。
毎年春と秋の2回行われているそうで
春は、ゴールデンウィーク。
秋は、11月3日前後だそうです。

駅を降りたら賑やかな雰囲気になってるのかと思いきや
町の中心地(陶器市の)がそこから数キロ離れているため
うらぶれた地方の道をのんびり歩いて向かいました。

天気がよかったから、
ちょうどいいお散歩です。

益子焼。

あんまり個人的に認識がなく
惹かれた器に出会った事もなかったのですが
関東では恐らく最大の窯でしょうし、
せっかくの機会と言う事での初訪問。

結果から言うと
メインストリートに出ている
大店のお店は言わずもがな、
全体としてこれが益子焼です!みたいな
アイデンティティと言いますか
筋が感じられずに消化不良といった具合でした。

ここ最近、
民芸店でも見かける事は少ないですし
取り上げられる事も少ないような印象だったのですが
それは、今回現地を訪問した事で
なんとなく納得できました。

一番感じたのが、
「益子」という名前で商売をしてしまっている。

と、いうことです。

このままだと、
けっこうこれから先も厳しいのではないでしょうか。

あくまでも、素人目の感想なので
何のアテにもなりませんがねw

それでも、
やっぱりきちんとしたモノを置いてらっしゃるお店もありましたし
若手の作家さんたちのブースに
「お!」と感じるものがあったりと
希望の種はあちこちにありました。

彼らが上手く立ち回って再興される事を願います。

なので、
今回は器の購入はナシ!

あははー。
でも、しょうがない。

買う為に行ってるわけではありませんもの。
出会いがなかっただけ。

それだけの話。


でもでも、
お土産用に巷で話題になっていた「レモン牛乳」を発見!
残念ながら「レモン牛乳」は売り切れだったので
関連商品の「レモンせんべい」を買いました。





思いっきり便乗なとこに笑っちゃいます。


それからそれから!

Discover Japan」に載っていた
かんぴょううどん」を発見!



イラストが超かわいい☆

かぴょ丸と言う名前だそうです。

こんなにカワイイのにだーれも見向きもせずで
かわいそうなカピョ丸。

あれ?「Discover Japan」て
こう言う所に来る人たち見てそうなのにー。

一人テンション上がってた僕って…w


お家に帰って、
さっそく食べてみました!

裏の食べ方に習って、3分ほど湯がいて
ざるうどんで。

たしかにツルツルで
ほのかに甘味を感じました。
これってもしかしてかんぴょうの甘味なんでしょうか?

でも、短めの茹で時間にした割には
コシを感じず、残念!
もっと短い方がよかったみたいです。

なんて言ったってイラストが絶妙に可愛くって
お値段も手頃なので
ちょっとした贈り物とかにもいいかもしれません☆

もれなくネットでも買えるみたいですー。

コチラ↓
http://kanpyou.net/kanpyou-udon/

近いうちにまた取り寄せてリベンジしようっと☆


それにしても、
かぴょ丸の待ち受けとか出来ないかなー。

去年の「もーに」以来のヒットキャラだなー。
ぬいぐるみとか出来ないかなー。

しばらくかぴょ丸熱が続きそうですw




4/10/2010

ぶらり倉敷。

去年からマイルを駆使して
国内をあれこれ回ってます。

日帰りで(笑)

今回は、岡山は倉敷でございます。


まずは、レンタカーで一気にお隣広島の「鞆の浦」まで行ってきました。
「ポニョ」の舞台の一つにあげられている古い港町と言う事で
せっかくなら行ってこようかと。

あんまり気に入った写真が撮れなかったので
こんなのしかありませんでしたが、



まぁ、港町と言ったよりは鄙びた漁師町な印象でした。
話題にのぼった割には
所々保全がなされていない部分が見られ
観光地として確立できてないのかなーとか、
上手くお金が落ちてくるようなブランド化が出来てないんではないかと感じました。

それを、現地の方達が望んでるかどうかは知りませんが。

期待して行ったこちらとしては、
勝手ながら
もったいないなーなんて思ったり。




さて、
踵を返して「倉敷」です。
こちらは一転街並の統一が素晴らしく
ちょっと観光地化がすぎてる感も否めませんが
観光客としては楽しめる景色でありました。

倉敷の目的は、
僕が以前から気になっていた食のセレクトショップ「平翠軒」へ行く事。
そして、連れが倉敷の民芸を見ること。

二人の需要が一致しての訪問なのであります。

平翠軒は、以前からずーっと気になっていたお店なのですが
場所が場所ですので気軽に行けず悶々としたところ、
先日発売された雑誌「Discover Japan」に掲載され
嫌が応にも欲求がたまっていた所でした。

そしてそして、念願叶っての初訪問!
もう、入り口に来ただけでワクワクが止まりませんw



その直感は裏切られる事なく
「あ、これおいしそー!アレもー☆」
なんてカゴにアレコレ詰め込んでお会計を済ませると
なんとあっという間に1時間ほどすぎておりました…(笑)

美味しいものの前には人間無力であります。


個人的に描いているお店のモデルケースとして
非常に勉強になるとともに
こうしたお店がきちんと支持されている事に
とても心強いものをいただきました。

原了郭の商品を個人店で卸してもらえるなんて正直すごいですよね。
ここだけなんじゃないかしら?

それと、

とっても嬉しかったのが

去年蔵見学をさせていただいた

大洲の梶田商店さんの「巽 醤油」が入っていた事!

自分も応援したいと思える造り手さんのものが

手本としたい人たちに認めてもらえてるなんて!

なんでしょう、この感動は!



僕の欲求を満たし、お次は民芸探訪。

倉敷民芸館にて念願叶って「倉敷ノッティング」をゲット☆





厚みがあって弾力のあるウールの感触がたまりません!

これから長いお付き合いになるのがとっても楽しみです。



本当は、倉敷緞通も欲しかったんですが

それは予算の都合上またの機会と言う事に。

それでも、現地でけっこうなデザインパターンを見れてとてもよかったです。



お次は、民芸店「融(とおる)」さんへ。


こちらでは、とってもキュートなお皿に遭遇!




掛谷康樹さんという方が練上という技法で作るお皿たちです。

最初、スリップウェアかと思ったんですが

まったくちがう技法だそうです。


なんと、この技法は

ろくろとかで土を成型するのではなく

それぞれ色や濃度のちがう粘度を

まるで金太郎飴のように組み合わせて成型するんだそうです。


なので、

実はお皿の裏から見てもまったく同じ模様なんです!


そして、ろくろなどで成型できない為1個ずつ微妙に歪みがあって実に温もりがあるんです。



まだ首都圏の行った事ある民芸屋さんなんかで見た事がなく

大興奮&一目惚れで買ってきてしまいました☆


窯と言う括りなわけでなくて、作家さんのものですけど

そのうちフェニカとかにも置かれそうなほど

デザインとテクスチャーがかわいいです。



そんなこんなで大満足で終えた倉敷買い込み道中。

お家に帰ってきて

買い込んだみんなで集合写真☆




そうそう、「平翠軒」さんは

予算を指定してお任せでお取り寄せが出来るみたいなので

今度の家飲みはこれで開いてみようかなと考えています。


今から楽しみー☆


4/05/2010

長命寺 桜もち 山本や

サービス業なので、
土日のお休みをなかなか取ること叶わず
今年もお花見が出来そうにありません…

でも。

今日、お休みの同僚が
そんな僕たちの為に?
差し入れを持ってきてくれました。

「長命寺 桜もち 山本や」

元祖桜もちのお店だそうです。
1717年創業と言う事だそうなので
もうかれこれ300年!

いやはや恐れ入ります。

でも、どうやら桜もちって
西と東で違うようですね。

西は、道明寺粉を使ったもので
東は餅なのかな。

なので、ここの桜もちは餅です。




まず驚くのが、桜の葉の大きさと枚数。

とても大ぶりな葉が一つの桜もちに2,3枚使われています。

普通のイメージだと1つに1枚ですよね?
ちょっとビックリしました。

そして、
餅の薄い事。

申し訳程度に餡をくるんでるとでも言いましょうか、
とっても控えめ。

桜もちの桜の葉は取っても取らなくてもいいそうなのですが
僕は一緒に頂きました。

その方が、塩蔵した桜の葉の塩気が効いて
何となく好みに合うから。

ただ甘いだけよりも
塩気が効いた方がメリハリがつくような
甘さに奥行きが出るような気がします。

こちらの餡は、非常にさっぱりめで
甘さはほとんど気になりませんでした。

深夜に独り温かいお茶(柳桜園の玄米茶)と
「長命寺 桜もち」で
ヴァーチャルなお花見と洒落込んでみました。


4/03/2010

bills 横浜赤レンガ

先月の27日に赤レンガにオープンした
bills に行って参りました。

しかも、朝からw


なぜならオーストラリアにある本店が
かのニューヨークタイムズで
”世界一おいしい朝食”と紹介された経緯があるそうで。

どうせならその世界一とやらを食べた方がいいだろう、と
眠い目をこすって行ってきたのであります。


オープンの9時前には赤レンガに到着。
お店の入り口近辺にはそれっぽい人たちがちらほら。

偶然大桟橋に停泊していた飛鳥Ⅱを眺めたりして
お店の入り口に戻ると、すでに行列が…

朝食食べに行列ってー!?

とか言いながら、
その行列の構成要素にちゃっかりなってみる。

9時。

やっとこさ扉が開き順次案内される。

どうやらみなさまテラス席を希望のようで
目の前のガラス張りのその席たちから
面白いように埋まっていく。

すると、
後ろにいたワンちゃんを連れたおばさん一歩手前の女性陣たちが
これ聞こえよがしに
「私たちワンちゃん一緒だから中に入れないのー!
 これ以上、テラス席行かないでー。
 ねー、せっかくおとなしく並んでたのに入れなかったら泣いちゃうわよねー」

とかなんとかのたまっていたので

“そんな自分たちしか見えない厚顔無恥な輩と同じ空間で飯が食えるか!”

と、店内の席を案内してもらう。

まぁ、はじめから調度品とかに興味があったので
中を案内してもらう予定だったんだけど。

本当にこういう時にしか来ないミーハーな輩はマナーというかモラルがなくて困ります。
(↑自分棚上げw)


店内は、赤レンガ特有の鉄骨とレンガを上手く残しつつ
白と薄鈍いブルーとでもいうような色で統一されてました。

その中でも、
僕は椅子がとっても気に入りました。


さて、本題。

朝食です。

まずは、世界一と称された
「オーガニックスクランブルエッグw /トースト@¥1,200」



トッピングで、
ローストトマトとベーコンをプラス。

ローストトマトがジューシーで美味しかったぁ。
肝心のスクランブルエッグですが、
ふわふわトロっ!で、確かに美味しいです。

でもでも、日本人はもとからこういう食感がすごい好きで
これくらいの卵料理ならどこでも苦にせず食べれるのでは?と。

それこそ、
寿司屋で食べる出汁巻きとかの方が格段に感動したような…

世界一とか言う過度な宣伝文句は人を意地悪にしてしまうのかもしれませんw


そして、今度は
「リコッタパンケーキw /フレッシュバナナ ハニーコームバター@¥1,400」




パンケーキの中にリコッタチーズがたっぷり入っていて
こちらもだいぶふわっとした食感。

チーズの軽い酸味で結構さくさく食べれるけど
その実だいぶバター使ってるんじゃないのかな?と思う程あとから来ましたw

これも、まぁおいしい。

美味しいんだけど
なんだろう?
パンケーキ食べた感が残らないんです。

ごちそうとしてのパンケーキではないからなのかな?

子供の時に憧れたパンケーキとは違うからなのか…

どうも個人的には
元町のMotoya Pancake Ristranteさんのパンケーキの方が好きかなぁ。

Motoyaさんのは自然と笑顔になれるんだよなぁ。
パンケーキのボリューム感、食べた感もしっかりあるし。



しかししかし、
こんな否定的な事書いてばかりじゃだめですな。

確かにおいしいのです。

そして、
なにより調度品とロケーションが好いですよ。

間違いなく横浜の新しいデート定番コースに入ってくるでしょう。

願わくばオープンテラスの席があって
直接潮風にあたりながら食事が出来たら言う事なしだったけど。


おのぼりさんにはたまらないお店になるかと思います。
だって、なんか横浜らしいというかそんな感じでしたから。