11/14/2009

五島サバと九州の幸 きはる -福岡天神-

こちらに来る前に
福岡出身の友達に
「福岡でオススメの店ってあるー?」
と、聞いて教えてもらっておきながら
自分が見つけたお店が気になって仕方なく
まだ東京にいる時点で予約をしてまで伺ってきました。

だってだって、
五島のサバをこれでもかって程堪能できるらしいんだもん。
焼酎もかなりあるみたいなんだもん。

サバ好き、酒好きとしては
これは黙って見過ごすわけにはいかないのです。

水炊きやもつ鍋は
それこそ東京でも食べられるんです。
でも、五島のサバの新鮮なのは
おそらく難しいんじゃないでしょうか。

と、自分を正当化させたのでありますw

18時オープンと言うことで
その時間に予約をしておいたものの
日田からのバスが遅れてしまい
一旦遅れる旨を電話。

そうすると、何事もないかのように
「大丈夫ですよ!ゆっくりいらして下さい☆」
と、なんとも心の広い応対。

土曜日と言うかきいれ時のしかもいい時間帯に
遅れてしまう失礼な輩にさえ
こんな爽やかな応対をしてしまうなんて!

それだけでいいお店決定。
食べる前から美味しいです、ハイ。

さて、
遅れると言いながらも
お土産も買わなきゃいけない身。
バスセンターのあった三越の地下で
適当にw買い込み、
急ぎ足でお店へ。

しかし、
福岡初上陸なんですが
百貨店が建ち並ぶような繁華街のど真ん中で
平気で道路沿いに屋台が連なっています。
交差点の近くで練炭くべてる店すらありました。

その横を平気でおまわりさんが通るあたり、
こちらの風営法ではまったく問題ないんでしょうね。

かなりアジアな印象で
ちょっと、いやかなり羨ましいです!

そして、
そんな屋台に普通に行列ができてるんです!
今時分はだいぶ外も寒いのにー。
いいなーいいなーこの食文化。

天神の交差点を中洲方面にひたすら歩くこと5分くらいかな?
目的地のお店、「きはる」さんに到着。

恐る恐る引き戸を開けると
イケメンの店員さん達がお出迎え。
「あ、お電話したものですが…」と言うと
「え?すみません、もう一度…」と言われてしまいました。

いやはや、
あまりの恐縮ぶりに声まで遠慮してしまってたみたいです。

カウンターに座りこの度最後の食事がスタート。
店内はカウンターを中心に、奥に座敷があるみたいでした。
こじんまりしてちょっと雑踏感のある店内が
京都時代にお世話になった店に似ていて
じつに居心地が良かったです。

お酒は、もちろん焼酎。
相方は三岳、僕はまずは川越。

昔、川越はあと何年も造れないかもって話を聞いた記憶があって
まだあったんだーと驚いたので注文。

そして、お料理。
まずはこれの為に来た五島のサバを
種類の食べ方で注文。

①泳ぎサバ刺し

なんでも、開店間際まで泳いでいたと言うこのサバのお刺身。
身の弾力が半端じゃありません。
ぷりっぷりではなく、ぶりっぶりなんです。

これはホントに鮮度が良くないと味わえません。

なんかサバを補食する大きな魚になった気分でした。

②炙りサバ刺し

皮目をバーナーで炙ったお刺身。
脂が程よくとけ、
かつ皮が香ばしくなって。
身も先ほどと変わり柔らかくなって。

あー、この脂の甘さがたまりません!

③胡麻サバ

そして、こちら。
種類の話かと思ってたんですけど大違い。
サバの刺身の胡麻和えと言った感じ。

甘めの味付けのゴマだれが
サバに実にあうんです。
これは初めての体験でした。
おいしーい☆

お家でも出来るかしら?


これ以外にも、

・さつま揚げ
・ありた鶏のとり天
なんかも注文。

さつま揚げは、まん丸のお団子で登場。


揚げたてであっつ熱!
甘い九州のお醤油とこれまたベストマッチ。

これまたお初だったのがとり天。


まぁ、唐揚げの衣が天ぷらの衣になっただけなんじゃないの?
なんて軽く考えてました。

そういえば、
熊本の扇温泉から日田に帰る途中とかでも
結構見かけたんです、このとり天なる文字。

道の駅でもお土産で売ってました。

食べてびっくり。
あら、おいしい。

唐揚げと違って下味は付けてない感じでした。
さくっとした衣の中から
ジュワッと肉汁溢れるぷりぷりの鶏肉。

おつゆとお塩の2種類で食べられたんですが、
お塩で食べるのが鶏肉の甘味が引き立って
個人的にはお気に入りでした。

ホントはもっともっと頼みたいメニューがいっぱいだったんですが
いかんせん帰りの飛行機が控えてるので
遅れたせいもあり、
かなり駆け足でいただきお店をあとにしました。

サバを心ゆくまで堪能できて実に幸せでしたが、
サバじゃない他のメニューの充実ぶりに
かなり後ろ髪引かれる思いがしましたw

次来れる機会があれば
今度はゆっくり味わいたいと思います。

ごちそうさまでした☆


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
店名:きはる
住所:福岡市中央区春吉3-21-28-2F
電話:092-752-3312
営業時間:18:00~3:00
休日:日曜日
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

春光園 -日田-

帰りの日。
熊本の扇温泉から日田に戻ってきて、

紹介されていた料理屋、「春光園」さんに伺いました。

お任せで頼んでもらっていたので
こちらは出てくるまで何も知りません。

一応、前日に予約の時間を変更する電話をした際に

『お任せで頂いてますが、何か希望はありますか?
 鮎もご希望でしたら、冷凍物であれば塩焼きで出せますが…』

と、聞かれたので
『今時分で頂けるものでしたら、そのほうが有り難いです』

とだけ伝えておきました。

ここ春光園さんは
元々お店の裏に流れる三隈川で捕れる天然物の鮎の料理で有名だそうで
その手の話で「美味しんぼ」にも載ったのだとか。

だから、
基本的には夏期にその鮎を求めて来訪される方が多いみたいです。

でも、今はすっかり秋。
鮎のシーズンではありません。

そんな時に鮎を頂いても申し訳ないですし、
どうせ頂くなら今美味しいものの方がイイってもんです。

素晴らしきお座敷に通され、
お食事がスタート。



お酒は、地元日田の「薫長 純米」を頂きました。
実は、こちらに寄る前に薫長さんの蔵へ見学に行き
試飲コーナーで2種類程きいてきたんですが
その時の印象は、正直いいものではありませんでした。



でも、こちらの純米酒はきちんと味わうことが出来ました。
お米の味がしっかり出て包容力を感じるものの、
ぴりっとした余韻が全体的に辛口にまとめています。

結果的に食べることになる甘めの味付けの料理や
ジビエ的な料理にぴったりとハマっていました。

変に香りの強い酒とか選ばなくてよかった…w

やはり、地元同士の組み合わせは良いものです。

まず運ばれてきたのは湯豆腐。
この調度品がとっても味があります。
手前にあいてる穴には、
徳利に入ったポン酢が入ってました。


お次は、お盆で色々。
てっさに、フクロダケの炊いたんかな?
それと、鱈胃の煮つけ。
これで「たらおさ」と読みます。


実はこれ、鱈のエラと内蔵の乾物なんだそう。
これを水で戻し、甘辛く煮付けたお料理でした。
女将さんに現物を見せてもらったんですが
いやいや、まるで深海の生物か地球外の生命体か…
ホントに異形と言うのはこう言うものなのかと思う程
その姿はおどろおどろしいものでした。

でも、昔から海産物が手に入らなかったこの地では
北前船からまわってきたこの鱈のおよそ捨ててしまう部分を
貴重なタンパク源として大切に扱い、
有り難く頂いていたそうです。

日本人の知恵ってすごい。

味としては甘辛く味付けしてあるので
変に生臭いとかそう言うことはいっさいなかったのですが
食感がグニグニと固かったのと、
結構小骨のようなものが多かったのが印象的でした。

お次は、ボタン鍋。イノシシです。


こちらでは、4歳のメスしか使用しないとのことです。
それゆえ、
肉には獣臭が全くと言っていい程しないのです。
肉は固めでしたが、
それがちゃんと肉を食べてる感覚を教えてくれます。
冬眠前にこしらえた栄養分で纏った分厚い脂身が
綺麗でとても甘かったです。

またまた獣シリーズ。
今度は、鹿のタタキ。


濃い赤が何とも食欲をそそります。
昨日近くの山で捕れたばかりだと言うこの鹿、
イノシシ同様まったく臭みがなくジューシーでした。
大分と言えばのゆず胡椒を添えて食べると
これまた爽やかで美味しい☆

碗物は、スッポンのおすまし。


スッポンってまだ中国でしか食べたことなかったので
かなりのクセを記憶してたんですが
(それゆえ、実に甘辛い味付けで供されてました向こうでは)
全然そんなことなーい。
ふるふるのゼラチン質もさることながら
身も地鶏のような味で実に美味。

でも、一番びっくりだったのがそのお出汁。
魚介でもなく動物系でもない、言葉の見つからない不思議な味。
でも、何とも言えぬその美味しさにすっかりやられちゃいました。

そして、最後は勉強にと
あゆの塩辛である「うるか」の食べ比べ。

本来、「うるか」と言うのは
捕れた鮎の身を干した時に残った内蔵の部分を使った
「苦うるか」のことだったそうです。


しっかりとした苦味が先行し、
思わず顔がイーってなりますが
濃厚な旨味にまた舐めてみたくなります。


それが、
ここ日田の鮎は尺が大きく干物に出来なかった為に
内蔵の酵素を使って丸ごと塩辛にした
「身うるか」となったそうです。


こちらは、だいぶ爽やかな香りもあり
実に食べやすいんです。
鮎ってやっぱり香りのいい魚なんだと
口に含むと実感します。
初心者はこちらからをお薦めします。


最後に卵で作った「真子うるか」。


これは、まろやかで甘味すら感じます。
ちょっとハマりそうでアブナいですw
ご飯に乗せて、すこーしお醤油かけて… 
あぁ、よだれがw

と、こんな感じで
たっくさんのお料理を出していただきました。

お料理もさることながら
女将さんのお話が面白くて実にためになり
お酒のアテになったのが実に良かったです。

いやはや、勉強させていただきました。


やっぱり、
いいお店できちんとしたお料理を頂くのって素晴しい☆

ごちそうさまでした☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
店名:春光園
住所:大分県日田市隈1-3-3
電話:0973-22-2824
営業時間:11:00~15:00 , 17:00~21:30
定休日:第2・4水曜日
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

11/13/2009

小鹿田皿山

急遽ぽっかり空いた連休。

マイル割りが使えるー!と
いくつか候補を挙げた中から
福岡へ飛んで、
そこからバスとレンタカーを使って
兼ねてから訪問したいと思っていた
「小鹿田焼」の村へ行ってきました。

福岡から高速バスでまずは大分県日田市まで。
これがだいたい1時間20分くらい。

そこから、レンタカーで約30分。

トンネルを抜けて道なりに下っていくと
わずかな谷間にほんとにわずかな数の民家が
肩を寄せあうように点在してました。


車を降りると
耳に聞き慣れない一定のリズムが飛び込んできました。
どうやら、
これが陶土を搗いている「唐臼」の音のようです。
のびやかな間のリズムが実に心地よいのです。



一軒一軒の窯元には作業場だけでなく
展示場があって、
そこで作品を購入することが出来ます。

ゆっくりゆっくり、
それぞれの窯元を覗いては
あれこれ物色させてもらいました。

これは、共同窯。


ここで皆さんが分担して器を焼いています。
2ヶ月もかかる器作り。
中でもこの窯入れから窯出しの行程が
一番緊張されるそうです。
この登り窯の場所によって
だいぶ歩留まりが違うみたいです。



そして、
プライベートで行ったのにも関わらず
ご紹介を頂いた縁で、窯元の一軒である
坂本浩二さんとお話をさせていただきました。

実は、
10月に民陶際というのがあったみたいで
その時にほとんどの器が売れてしまい
今は全くと言っていい程
選ぶ程の量も器がないとのことでした…w

全くもって恥ずかしい話ですが、
そんなことすら知らずに
また今回も現地に行ってみたい!見てみたい!と言う
子供のような初期衝動だけで来てしまいました…。

ここ最近のメディアでの露出による観光客の増大。
(かくいう僕も似たようなもんですね)
国や団体からのあれこれと受ける認定による窮屈な現状。

もうこれ以上変えうる余地のない谷間の皿山でさえ、
昔と同じようにはいかないのかもしれないと言う印象を受けました。

でも、
そんな話もさることながら
一番鮮烈な印象を僕に残したのが浩二さんの綺麗な瞳でした。
どこか知り合いの旅人に面影が似てるのもあって
初めて会った気がしないような気もしたりしてw

そんな澄んだ瞳の人が作る器は、
こちらの一方的な思い入れなんて全く関係なく
見たこちらにものすごい訴えかけるものを感じました。
なんていうんでしょう?
まず、活き活きしてるんです。
そして、ピンと一本筋が通ってる感じ。

媚びてないと言うか。

とにかく、
その堂々とした佇まいに思わず目を奪われました。

そんな浩二さんの作った器を
普段から使わせていただいてると言うことが
とても誇らしく、
またこちらも背筋がシャンとするような気持ちになりました。

窯元の庭先には、こんな風に
ひび割れたりしたんでしょうか?
製品にならないと判断された器達が
ごくごく当たり前のように置かれ使われています。


こうやって生活になじんでる姿を見たからなのか、
展示場にあるものより
こちらの方に魅力を感じてしまいました。

各窯元さんに器が揃ってる時期だったら
きっと、
それぞれそういう器に出会えたんだろうな。

今回、
日帰りでも行けることがわかったので
絶対今度は器が揃ってる時に来てやろうと
固く誓ったのでありました。

11/01/2009

逗子 おかむら -逗子-

常々、蕎麦好きの方からきいたり
ネットでも評価が高い逗子のお蕎麦屋さん「おかむら」さんへ行ってきました。

横須賀線でなく、
あえて京急で新逗子まで。
実は、金沢八景から新逗子までの路線に乗ったことがなく
そちらに乗ってみたかったんです。
初めて見る景色に小旅行気分を感じてしまいましたw

新逗子駅を降り、
駅前から線路を横切る県道24号を
神武寺駅に戻るかのように進んでいきます。

結構歩いてしばらく、
葉桜団地入り口と言う交差点(コンビニのスリーエフがあります)を
右に曲がり、坂道を延々とのぼっていきます。

今日は11月に入ったと言うのに
えらいポカポカ陽気。(真夏日だったらしいです…w)
上着を脱ぎ、Tシャツ姿へ。
軽く汗ばみながらもまだ見ぬお蕎麦を夢見ながら
山をのぼっていきます。

坂道を抜けきる手前、
病院を通り過ぎるとその先、
通りの右側に「おかむら」の看板がやっと目に入ってきました。

閑静な住宅街の端っこにたたずむ
落ち着いた日本風住宅と言った風情です。

暖簾をくぐると
まだ席が残っていたらしく
すぐに席へ通していただきました。

後からどんどんやって来たお客さんを見て、
運がよかったなと思わざるを得ませんでした。

まずは、酒肴を。
でも、お店にくるまでに
この温かさのおかげで喉が乾いていたので
まずはビール。

そして、
頼んだアテは
・にしん山椒漬け
・鴨のネギ焼き
・天ぷら盛り合わせ

のどを潤し、いざ日本酒。
種類はあまりなく4種程でしたかね。

その中で、
・始郎 純米吟醸 (静岡)
を注文。
香りは高くなく、かつ軽やか。
結構好みなタイプのお酒に感じました。

先鋒は、にしん山椒漬け。


思った程山椒は強くないものの
身欠きニシンが程よくさっぱりと頂けてよかったです。
おそらく、お酢がいいアクセントになっていたかと。

次は、鴨のネギ焼き。


鴨肉ってきくとそのジューシーな赤身から
どうしてもソースで、ってイメージなんですが
こちらのは軽く塩で味付けしてるだけなんです。
自分のイメージをウマい具合に外していただき
これもこれでありだなぁと感心してしまいました。

最後に天ぷら。
内容は、
・ししとう
・いんげん
・さつまいも
・しめじ
・まいたけ
・いか
・海老



塩と天つゆで。
こちらの天つゆは甘味が少ない印象でした。

中でも嬉しかったのが、いか。
ギリッギリの火加減で実に柔らかくって美味しい!
何のストレスも感じずにふわっと噛み切れるイカなんて
一体いつ以来だろう…

そしてそして、
お待ちかねの本命。おそば。

・ざる
・変わりそば

を注文。

まずは、ざる。
二八で供されるこちらのお蕎麦。
実に艶があります。


十割のような鮮烈な蕎麦の香りとはまた違い
実に柔らかい。
そして、なにより良かったのがその滑らかな喉越しとバランス。
上品なんだけどしっかり芯が残ってるような印象でした。

そして、変わり蕎麦。
今の時期は柚子だそうです。


こちらも絹のような光沢のある色艶がまた見事。
そばつゆにつけずそのまま啜ってみると
柚子の爽やかな香りが口一杯に広がって
実に清々しい☆

蕎麦で季節を食べるって言うのもいいもんですね。

そばつゆにつけても
つゆに変に負けることもなく
きちんとその香りが楽しめました。

毎季節、この変わり蕎麦を楽しみに来たいものです。

とと、
最後にそば湯。
こちらのそば湯はとろみはあまり感じませんでしたが
実に心地よい甘味があり美味しかったです。
思わず残ったそば湯だけにお塩を足して
最後の1滴まで楽しんでしまいました。

結構アクセス不便な場所にも関わらず
次々とお客さんがやってくるのも大納得のお味でした。

ごちそうさまでした☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
店名:逗子 おかむら
住所:神奈川県逗子市桜山6-1326-74
電話番号:046-872-9803
営業時間:11:30〜15:00,17:30〜20:00
定休日:火曜,第1・3・5水曜
備考:逗子,新逗子駅から
   「葉桜」行きのバスで行けるようです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆     

10/31/2009

ふるさとフェア -横浜赤レンガ-

今年もやってきました「ふるさとフェア」。


去年、鎌倉ハムの厚切りの炙ったんを食べ
ハムはかように食べるべきものなのかと感動を与えてくれた
全国の地元グルメが集まるイベントです。

今年は、
去年と同じくらい人が来場しているにもかかわらず
なぜか去年のような行列のできてるブースがほとんど見当たりません。

ざっと見て、「あんこうの肝鍋」のブースが一番並んでた気がします。
ここのおじさんが長いひげを蓄え、
またこれがいい味を出していて…
いえいえ、僕はあきらめましたけど
きっと純粋に味がいいからこその行列だったんでしょう。

さて今年もいくつかチャレンジ。
まずは、
広島焼き。
焼きガキ。
そして、富士桜高原のビール。

あぁ、美味しい☆

そんでもって、
ちょっとお買い物。

信州上田のお味噌。
紀州みなべの梅干し。

そしてそして、
嬉しかったのが「へしこ」。

若狭のブースで発見したんですが
サバ寿司だけでなくまさかこんな珍味を出してるとは!?

もう、四の五の言わずご購入ですw

でもって、ブースのおばちゃんと
今年のお客さんのお財布の固さに
「もったいないねー」と
一緒に嘆いてみましたw

お米はそんなにお買い得感が感じられず断念し、
去年美味しかったと記憶してた煮ぼうとうと玉こんにゃくを食しました。

そして、いざ日本酒のブースへ。

まずは、神奈川。
地元のいいお酒がぞんざいに置かれていて拍子抜けだったんですが
もっと拍子抜けだったのがブースの人たちの対応。

予想外に天気がよかったからと言うのもあるけど
冷やして冴えるはずのタイプのものを薦めては
「これは本当はもっと冷やして飲んでもらいたいんですけどねー」
なる発言を平気でしてしまったり、
こちらのリクエストにかなーり面倒くさそうにお酒をついでくれ
そのお酒の説明はいっさいなし。

これでは、いくらいいお酒が揃っていても
それぞれのお酒の良さはこれっぽっちも人に伝わりません。
ありゃ、組合かなんかでお付き合いで出店してるとしか思えん!

ワンカップも平気で糖類添加の普通酒ばっかり置いてるし。

残念無念。
日本酒に携わる人間自らが日本酒に対する冒涜を働いてるとしか…

気を変えて、東京のお酒のブース。
こちらでは1杯100円で試飲を行ってました。
マルシン正宗さんを試してみたかったんだけど
こちらは終わってしまったみたいで
なじみのある喜正さんの純米を頂きました。

と、ざっとですが
こんな感じで見て回りました。

食べ物系で手が埋まってしまい
写真は1枚も撮ってませんでした…

今年の状況が深刻だと
来年以降、出店を悩む所も出てきちゃうんだろうか?
まさか開催自体が…ってことはないとは思うんですけど

願わくば、
来年以降も開催され
毎年新しい食材に出会いたいなーと思います。

10/26/2009

スローフードニッポン2009

昨日のアルコールに悩まされることなく
目覚めると、
どうやら外は雨が上がったらしい。

身体にきいてみても
どこもしんどい所はなさそうだったので
楽しみにしていた「スローフードニッポン」へ出かけてきました。

実はこのイベント、
10月16日〜11月1日までの期間中に
横浜市の様々な場所でテーマに沿って行われてるみたいなんだけど
僕が興味あったのは
北仲通の空き地?で行われていたイベント。

桜木町から歩いてみなとみらいへ向かい、
ワールドポーターズに行く橋を渡らずに右へ。
かつての天蚕倉庫の跡地だったっけかな?
そこに入っていくとありましたありました。



予想よりも規模が小さく
雨上がりで人気も少なかったので
なんだか寂しげ。

泥濘にもめげず
ちょこちょこブースを見て回る。

そして、
目星をつけていた「燗酒コーナー」へ。


500円で33銘柄を有料試飲。
そして、気に入った銘柄3つを投票すると言うもの。

よーし!と、気合いを入れてみるものの
さすがに33銘柄もきいたら味わからんくなるなーと思い
気になる10数銘柄をピックアップ。

個人的に気に入ったのは、

・石鎚 備前雄町 純米 18BY (愛媛)
・越前岬 槽搾り純米 五百万石 (福井)
・町田酒造 60若水火入れ (群馬)

この3銘柄。


最もハマったのは石鎚。
燗にしても、少しもツンツンせず非常に滑らかで穏やか。
そして燗なのになぜか妙に瑞々しい。

今年は何かと石鎚飲んでる気がする。

あと、越前岬は初めて飲んだんですが
好きになっちゃいました。
四谷の鈴傳さんか追浜の掛田商店さんで
取り扱いがあるようなので安心安心。

ちなみに、
投票の結果グランプリを穫ったのは

・瑞冠 純米吟醸山廃仕込 山田錦 (広島)

だそうです。

あ、これ飲むの忘れてた…w


さて、
フードコーナー。

こちらでは
その存在を知ってから気になっていた「みやじ豚」を使ったソーセージが!
5、6人並んでたんですが
これは試してみないと!と自分に言い聞かせ購入。

一緒に白ビール。



粗挽きだからなのか、いやそれだけじゃないと思うんだけど
お肉が実にジューシーで実においしかったです。

これで美味しいのはわかったので
機会があった時にはお取り寄せしようと思います。

次に、「シャモロック」を発見。
全国各地にブランド鶏がひしめく昨今ですが
この名前がいいです。

そして、モノトーンなその姿も「ロック」的でイイw




お肉も弾力があり、脂身が甘くておいしかったです。
何気にタダでもらった豚汁もおいしかったですw

他にも、
横浜の地物の野菜のコーナーがあったり
有機野菜の産直販売ブースがあったりして

・赤ねぎ
・谷田部ねぎ

なんかを買い込んでしまいました。

実に楽しいブースいっぱいだったのに
あまり人がいなかったのは天気のせいなのかしら?
個人的にはここで充分満喫できたので
ついでに行こうとしていた赤レンガでの「タイフェスティバル」は
省いてしまったくらいです。

願わくば、
来年と言わず今後ともこのイベントが開催されるのを願います☆

にしても、
横浜ってこういうイベントするスペースが確保できる場所がないなぁ、
と今日の「スローフードニッポン」で思いました。

お金と時間さえあれば
・くさや&島焼酎ナイト
・燗酒ナイト

参加したかった!

なので、しつこいようだけど
これからもこのイベントがありますよーに☆

10/20/2009

小布施 ホイリゲ・シュトゥルム・アメリケン



小布施ワイナリーから

秋の到来を告げる季節限定のヌーヴォー、
「ホイリゲ・シュトゥルム」が到着。

したそうなので、
即買いしてしまいましたw

毎回の如く、
小布施ワイナリーさんの商品は
裏ラベルの文を読むのが楽しみなので
そちらを拝借、意訳しますと

オーストリアのウィーンでは新酒のことを「ホイリゲ」と言うそうです。
そして、「シュトゥルム」は発酵途中の甘い濁りホイリゲワインのことだそうです。

なので、表ラベルには
「小布施 秋季限定にごり新酒」の日本語が。

アメリケンは、アメリカ系の葡萄品種を使用していると言う意味みたいです。
(赤は、コンコード種。白は、ナイアガラ種の模様)

なので、実はヨーロッパ系品種を使ったヨーロピアンもあるそうです。
(でも、今年はヨーロピアンは作らないなんて言う情報も…)

そしてそして、
来月にはこれの微発泡バージョンも入ってくるとか。

あぁ、うちの冷蔵庫が小布施ワイナリーの商品で埋まっていくーw



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
商品名:小布施 ホイリゲ・シュトゥルム・アメリケン(赤・白)
製造元:小布施ワイナリー(長野)
使用品種:コンコード(赤)、ナイアガラ(白)
容量:720ml
アルコール度数:8%
価格:1,365円(税込)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

本しめじ





昨日の「土と平和の祭典2009」でのこと。

産直野菜コーナーを物色していたら
キノコを売ってるブースを発見。

ちょろっと覗いてみると
なんとそこには「本しめじ」が!

えーと、
俗に言う「香り松茸、味しめじ」の
あのしめじです。

スーパーで売ってるしめじは
ブナしめじなどで、実は全くの別物。

以前の記憶だと
人工栽培できずに天然物のみだった為
何気に松茸よりも幻であり、高価なキノコだったと
認識していたので
まさか目にすることが出来るとは!と、思わずビックリ。

科学の進歩ってすごいですね。
いくら人工と言えども
正真正銘の本しめじです。

しかも、
イベントも後半になり
思いもよらぬ割引が行われていたので
こりゃ買わない理由はないでしょうと即買いw

他のブースでも
これまた最近ハマった白茄子を買ったり
珍しい「だるま大根」という小さな大根を買ったりしました。

それにしても、
みなさん平気で通り過ぎて行くけど
ちょっともったいなくない?

スーパーなんかで買ったら
結構なお値段するものが
ものによっては100円から買えるって言うのに!


で、
お家に帰って夜ご飯。
メインは豪華にすき焼き!
だったんですが、
そこに本しめじを全部使うのはもったいないと思い
いくつか大振りのものをピックアップし
焼いてみました。

その前に、見て下さいこのぷっくりと肉厚なお姿。
見ただけで垂涎必死のプロポーションw


で、焼き始めてしばらく。

じわりとしめじから蜜のような汁が溢れ出てきて…
キノコってこんなんなるんだー!?
と、他のキノコで見たことなかったので
妙に興奮してしまいました。

軽く醤油をかけ、
すだちも少し。




いゃん、おいしーい。
身がアツくてぶりぶりな食感と
滋味とでも言うのかしら?
控えめだけど奥行きのある味とでも言うのか
そんなんが口に広がります。

きのこサイコー!

いつかキノコ名人になりたいなぁ。
なんて、
小さいとき父親の友達にそんな人がいたのをふと思い出し
ちょっと憧れてみました。


10/19/2009

土と平和の祭典2009

日比谷公園で行われた「土と平和の祭典2009」に行ってきました。

元々は、今利用している「大地を守る会」の
毎週届くカタログなんかと一緒にチラシが入ってて
それを見た所、
野菜の直売だけじゃなく
コンサートもある結構大きなイベントらしく

しかもその出演者の中に、
オオヤユウスケ(ex:Polaris)」が出ると言うので
これは行かなきゃ損だわと。


10時からスタートだったんだけど
ぐだぐだしてて着いたのはお昼過ぎ。

すでに人はすごい数。
これだけ農やら地球環境やら安全・安心な食材などに
興味がある人が多いってことなんでしょうね。
実に嬉しい限り。

入ってすぐの「らでぃっしゅぼーや」さんのコーナーで
野菜の名前当てクイズに参加したら
なんと全問正解!イェイ!

景品として、
並んでいた好きな野菜1個(ブロッコリーにしました)と
レタスを1個頂きました☆

そういえばこのイベント、
「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」「Pal*system」「earth day market」
とそうそうたる会社の共同で主催してるようです。
でもでも、
同じような会社の「オイシックス」が入ってないのはどうして???
自分なりの予想だと、業態としては競合でも
目指す方向が違うってことなんでしょうね。
なんだか寂しいな「オイシックス」さん。

さて、
ざっと会場内を見渡し
お昼ご飯を飲食ブースで買い込みコンサートステージへ。
芝生の上に直で座ってランチ。
好天にも恵まれ実に気持ちがいい。

そうそう、飲食ブースで日本酒が出てたんですが
きちんとしたお蔵さんのお酒が出てて嬉しかったです。
知ってる中ですと、
岡山の丸本酒造が醸す竹林シリーズは、
オーガニック米使用で
味的にも常温で飲んで実に美味しい系統なので
こんなイベントには実にぴったり。
バーベキューなんかにも是非使ってもらいたいなぁ。

そんなこと言い乍ら
僕は、今日はサンサンオーガニックビールにしてしまいましたが…w

ステージでは、
ちょうど「ソウルフラワーモノノケサミット」が演奏を開始。
秋空に彼らの奏でる労働歌が実に気持ちいい。
野外と彼らはホント切っても切り離せないなーと実感。



後で、司会の人が
この日比谷公園と言う場所が
かつての闘争の舞台だったと言う話をしていて
そんな場所で彼らが闘う歌を演奏することが
なんだかとっても意味深いなーと思った。

そんな時代を知らない僕には現代に対する歌に聞こえたけど
その時代をくぐり抜けてきた人たちには
全く違う歌に聞こえたんだろうな。

しばらくして、
今度は「オオヤユウスケ(ex:Polaris)」。

お隣の野音のリハの音がすごくって
当人もMCで「なんかすごいですねー」なんて言ってた。
それに触発されたのか
「予定を変えて、1曲目は…」
と奏で始めたのは、
個人的にも1番好きな「光と影」。



あの切なくて凛としたイントロが
抜けの良い蒼い秋の空にすーっと響き渡る。
そして、かれの澄んだ声がそこに絡まって… 。

あぁ、なんて幸せなシチュエーション。

傾きかけた西日がそれをさらに演出して
実にロマンチック☆

実に良いイベントでした。

でも、
今日一番嬉しかったのは
このイベントに
たくさんの子連れの家族がきていたこと。
そして、
子供たちがとっても元気に楽しんで
裸足で芝生を駆け回ったりしていたこと。


こう言うものに興味のある人たちがたくさんいて、
しかもそれが小さな子供を持つ親たちで。

それを見たとき、
この国はこれからもまだまだ希望があるなーなんて
変に浸ったりしてしまいました。

そして、
そんな家族を見て
あぁ、子供欲しいなーなんて自然に思うのでした。

10/16/2009

分とく山 伊勢丹店 -新宿伊勢丹-

お客様からお誘いいただき、

かねてから憧れていた「分とく山」さんにランチに行ってきました。
でも、本店はさすがに難しいので伊勢丹店です。

実は、常々「いつか行ってみたいんですよー」と
その方に話していた所
ちょうどお互いの予定がぽっかり空いていたので
「じゃ、明日ね」
みたいなノリで急遽決まり、
お呼ばれしました。

電車のトラブルで約束の時間より若干遅れ、
やや早歩きで現地へ。

案内された個室には既に先方がお二方談笑中。
お誘いいただいた身にも関わらず
遅れてしまった不届き者の若輩者を
先方は笑顔で迎え入れてくれました。

ご挨拶が一段落した所で
先方が給仕の方を呼びコースのスタート。

メニューはこんな感じでした。

***********************************
先付 :帆立昆布〆 白だつ
     小海老唐揚げ
     胡麻汁掛け 春菊
しのぎ:鯛 飯蒸し
     めかぶ掛け
組肴 :三種盛り
碗  :白子豆腐 養老葱
     野沢菜 スライス芋
     白木耳 柚子
造り :本日の造り
     あしらい
進肴 :鮑磯焼き
煮物 :三枚肉信田巻き 白髪芋
     打ちえ胡麻
食事 :生雲丹と鮑の炊き込み御飯
    香の物
    赤出汁
甘味 :水菓子
***********************************

それぞれ、しっかりと作られていて
量も適せんだったけど
最後の御飯にはさすがにビックリ。
胃袋が小さくなったのは否めないけど
鮑と雲丹がてんこもりだったあのご飯を残してしまうとは…残念!

お料理はもちろんおいしかったんだけど
今回はそっちよりも
先方とのお話が実に有意義でそちらに気がまわってしまって…w
コメントできる程神経尖らせて味わうことが出来ませんでした。

なにより嬉しかったのは
やはり外部の第3者の方々が僕を評価してくれていると言うこと。
「商いは、最後は人と人だよ」と
以前より僕が考え、大事にしたいと思っていることをおっしゃって下さり、
さらにその言葉の意味に、
だからこうして接して下さると言うことが
僕への評価なんだとわかり、涙が出そうな程嬉しくて。

実に何十年とビジネスの世界を渡り歩いてきた先輩方と
自分のつたない考えがシンクロした時の感動と言ったらありません。
こうした端々に
ものすごい心強さと後押しを感じ、
改めて自分の信じる道を進むことの意義を見いだせたような気がしました。

「着実に前に進んでるって素晴らしいね」
と、おっしゃっていただきましたが
実はまだまだなんにも…。

でも、
こう言う方達が応援して下さる。
そんな方達の為にも
少しずつでも歩みを進めて
裏切ることのないよう精進しなきゃ。


こうやって素敵な人たちと出会え
応援してもらえる自分は本当に幸せ者です。

ごちそうさまでした☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
店名:分とく山 伊勢丹
場所:新宿伊勢丹本館7階
TEL:03-5368-5398
時間:ランチ 11:00〜16:00
   夜   17:00〜22:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

10/15/2009

茶叶蛋(お茶玉子)


昨晩、ちょっと変な時間に寝てたが故に
夜中に目が覚めてしまい、
そこからなかなか寝付けなかったので
唐突に、
茶叶蛋(お茶玉子)を作ってみました。
中国に行ったことある人なら
恐らく1度くらいは目にしたことがある、
はたまた
食べたこともあるかもしれません。

道端でおばちゃん達が座りながら
目の前の練炭ストーブ的なものの上に鍋をおき
醤油のような色の液体でグツグツ煮込んでるアレです。
いまではコンビニにもあったような気がします。
中国的おでんなんかと一緒に。

初めて食べたのは
卒業旅行で訪れた上海だったでしょうか。

上海一有名だった安宿「浦江飯店」から、
外灘(バンド)に渡る今はなき外泊渡橋の上で
それこそ座ってるだけのようなおばちゃんから
朝ご飯の代わりに買ったっけかな。

見た目の割にはとても美味しかった記憶があり
ちらっとネットで調べたら
家にある調味料で出来そうだったので
パパッとやってみました。

そして、
今日1日放置。
先ほど、味が染みたかなと思い食べてみました。

取り出すとこんな感じ。
殻にヒビをわざと入れるのが特徴。





そのヒビからいい具合に味が染み込むって算段。
で、殻を剥くと…




五香粉の香りが
嫌が応に中華な記憶を呼び起こし
もはやここはどこかの安宿の一角なのでは?と
安易な妄想に浸りながらパクり。

香りはだいぶそれっぽかったんだけど
予想より味が染みておらず記憶よりもだいぶあっさり。

んー、もっと味付け濃くした方が良かったか…。
でも、簡単にできるので
今度から玉子が余ってたら作ってみよーっと。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
料理名:茶叶蛋(お茶玉子)
原料:玉子、水、茶葉(なんでもよい)、塩、醤油、五香粉

1:ゆで卵を作る。
2:殻にヒビを入れる。
3:鍋に水、茶葉、他調味料を入れ再び玉子を入れて煮る。
4:大体小一時間程度。弱火でいいと思う。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

10/08/2009

フィナンシェ -ECHIRE MAISON DU BEURRE(エシレ・メゾン デュ ブール)-

ここ最近気になっていたお店「ECHIRE MAISON DU BEURRE(エシレ・メゾン デュ ブール)」。

もともとは発酵バターのブランドらしいです。
A.O.C(原産地呼称統制)を取得していて、
エシレと言うのが村の名前だそうなので
ブランドというのもちょっと違うのでしょうか?

なんかよくわかってませんw


とにかく。

丸の内に先月オープンした丸の内ブリックスクエアに
入っていて、その発酵バターが気になっていたんだけど
先日ちょっとネットで調べてみたら
なんとそのバターを使ったクロワッサンが非常に人気だとのこと。

バターよりそっち系の加工品のほうがそのまま食べて
あれこれ判断できるのではと思い、
いずれその熱が収まった時にでも買いに行こうかなと考えてました。


そして、今日。
職場の人が誕生日と言うことで
なにかプレゼント送りたいなーと考えてた所、
台風なんで買いに行くのめんどくさいなーとw

それが翻ってパズルがぴったんこ。
他の人もこんな日ぐらいはさすがに行かんだろうと勝手に推測。

ならば、エシレのクロワッサンを買うには今日を置いて他にない!
と、意気込んで行ってみました。


結果はと言いますと、
ばっちり売り切れの案内が張り出されてて撃沈w
みんな同じこと考えるってことですね。

でもでも、
ここまできて何も買わないのはナニがアレなので
とりあえず入ってみることにしました。

行列自体は全くなく、前のグループと僕だけ。
3分もしないうちに店内に案内されました。

クロワッサンに限らず
ケーキなんかの類いはほとんどが売り切れ。
そこで目に入ったのが焼き菓子。

マドレーヌとフィナンシェがあったのですが
なんとなくフィナンシェを購入。
もちろん、プレゼント用と自分用とw




このECHIRE、デザインがとてもかわいいのがイイ!
まずなんと言っても目を引くのが鮮やかな水色。
ロゴなんかも実にスッキリしていて○。
ロゴと左上のエンブレムをざっと観て牛っぽいと思ったのは
僕だけでしょうか……w

そして、
さらにかわいいのが
バターの元でもある牛乳をくれる牛さんが箱の裏側にプリントされてる所。
見て見て!このかわいさ☆
一匹だけ金色の牛さんがいる所も実に憎い!
あ、車や飼葉っぽいのもプリントされてるので
どうやら牧場ってことでしょうかね。




加えて手提げの紙袋にも側面1カ所だけに牛さんが☆
こういう遊び心がとってもステキです♪




さて、肝心のフィナンシェ。
真っ先に驚くのが他では目にすることないくらいな
かなーりしっかり焦んがりとした焼き色。
そして鼻を甘くくすぐるバターとアーモンドの香り。

こんなに香りがするってことは…コテコテで重いのかなー。
と思いながら口にすると
予想を見事に裏切ってくれる軽やかさ。

バターの甘くてふくよかな香りとコクは在れど
ズシンともたれるような重さはこれっぽっちもなし。
なんででしょう?

あと、不思議と紅茶のようなかぐわしさも感じました。
それがまた余韻の爽やかさに繋がり、
気付いたら1個ペロッと食べきってました。

これが発酵バターのなせる技なのだとしたら…
恐るベしですね。

次は、きちんとクロワッサンのリベンジと
本命の発酵バターを買いたいと思います。

早くお店が落ち着いてくれますよーにw

あ、当分クロワッサンは
毎日朝10:00の1回きりの販売だそうです。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
店名:ECHIRE MAISON DU BEURRE(エシレ・メゾン デュ ブール)
住所:〒100-6901 東京都千代田区丸の内2丁目6番地1号
          丸の内ブリックスクエア1F
電話:03-6269-9840
営業時間:10:00〜20:00
サイト: http://www.kataoka.com/echire-shop.html#line-up
商品:フィナンシェ 1個 315円(込) 他。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






10/03/2009

ちりめん山椒 -くらま辻井・はれま-

タカシマヤでちりめん山椒を
2種類買ってきました。

本来は、柳桜園の玄米茶だけ買えばよかったんだけど
2社のものが同時に買えるとあって
これは食べ比べ出来るチャンスと
自分を肯定してご購入。



まずは、くらま辻井。
質感はじつにしっとり。
おジャコが小粒で山椒の葉が入ってるのが特徴的。
香り、色ともに淡め。
味の方も、醤油の味は控えめであっさり目に感じる。
噛むとジュワッと広がるやさしい甘味が一番印象的でしょうか。

これは子供や女性をはじめ幅広く愛されそうなお味です。



お次は、はれま。
ちなみにどちらも京都のお店です。



こちらは先方と反転して、
カラッとサラッとした質感。
おジャコも結構しっかりしたサイズで存在感があります。
遠目からでもわかる程にお醤油の香ばしさが香ってきます。
色も濃く、お味も辛め。
なんか一般的な京都の味付けのイメージからは
想像もできない程です。
関東人の僕にとってはこれぐらいでも全く問題ないですがw

むむむ、前者がご飯のお共に合いそうだとすると
こちらはお酒のアテに向いてそうな感じ。

そして、山椒の爽やかさがしっかり出てます。

酒飲み、山椒好きとしてはこの味も捨てがたいです。
バーとかやるならこっちを出すだろうなぁ。


あ、そんなこといいながらも
どちらももりもりご飯に乗せて食べちゃいました。

そんなこんなで京都熱が再浮上した所
縁あって関西に用事が出来たみたいなので
12月に上洛予定です。

あー、今から楽しみぃ☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
商品名:山椒じゃこ
会社名:くらま辻井
容量:60g
価格:735円(込)
サイト: http://www.kuramatsujii.jp/index.php
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
商品名:チリメン山椒
会社名:はれま
容量:72g
価格:1,050円(込)
サイト: http://www.harema.co.jp/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


9/29/2009

秘伝豆


玄関を開けたら、

家の中が何とも甘くてホクホクした匂いでいっぱい。

「今日は一体何の料理?」
と、思ったものの

実は、料理の香りではなく
ただ枝豆をゆでた香りだったのです。


先日、大地のカタログをペラペラめくってたら
発見してしまった「枝豆」。
たしか2種類のどちらかが送られてくると言う内容だったんだけど
どうしても、そこに載っていた「秘伝豆」が食べたいと思い
いつものベジタに追加して頼んでみたんです。

そして、今日。
届けられた野菜の中にその枝豆が入っていたと言う訳です。
しかも、見事「秘伝豆」が!

あまりにもこゆーいその香りに
嫌が応にも期待せずにはいられない。

さやからプリッと押し出し口の中へ。


あぁ、すごいです。
こんなに甘味旨味のしっかりした枝豆って。
口の中で余韻を楽しみたいと思った枝豆は初めてかも知れません。
丹波黒豆もだだ茶豆も食べたけど
秘伝豆もとってもおいしい。
同じタイミングで食べ比べ出来たら
きちんと違いが把握できるだろうに…残念。

収穫時期が9月になってしまうと言うこの秘伝豆。
しかるに枝豆の活躍する夏には出遅れてしまうようです。
そんな遅れてきた本命、秘伝豆。
そんなところもまたツボかもw

この香りを文なんかではお伝えできないのが
実に心苦しいです。
これは是非体験してほしい!と思います。


あぁ、舌がどんどん贅沢になっていく自分が
少し恐ろしいw




9/28/2009

蘇州夜曲

友達がライブに行ったと言う日記を読んで

そこにアップされていたこの曲を聴いたら
即オチしました。

すぐにitunes music storeで購入してしまいましたw



オリジナルは、かの李香蘭だそうです。
でも、このアン・サリーさんのカヴァーもとっても素敵☆

なんでしょう、
とても綺麗で世界観がすーっと入ってきて浮かび上がります。

詩の持つ世界観とメロディーがすごく良く合ってる。
最近、こういう東洋的な旋律って聴かないなー。

聴いてるうちに中国のことが思い出され、
久しぶりに友達にメールを送ろうと思ったら
なんと、ちょうど今日はその子の誕生日!

なんかとっても素敵な連鎖に妙に気分が高揚してしまいました。

久しぶりの中国語でのメール。
自分でも恥ずかしいぐらいグッチャグチャw
やっぱりリスニングや単語暗記だけじゃなくて
定期的にライティングしてアウトプットもしなくちゃと反省。

返信が来るといいなーと今からうきうきワクワク。

話は戻って、「蘇州夜曲」。
この曲聴いて、
こういうのを歌心の在る曲って言うのかななんて思いました。
きっとこれからもずっと色褪せることのない名曲に出会えて、
「ありがとう」と
誰に向けてというか
その素敵な繋がりに対して思うのでした。

この曲かけながらのお昼寝はとっても気持ちよかったですw

9/26/2009

近所の魚屋さん

我が家の近所に

昔ながらの魚屋さんがある。

そこは、
おじいちゃんとおばあちゃんが2人で切り盛りしているんだけど
いつもとっても元気。

個人経営で
なかなか大手スーパーの仕入れにはかなわないらしく
お値段は言う程安くはない。

でも、
丸で仕入れてきたものを店で捌くから
お惣菜がかなり豊富で
それの案内をした筆書きの張り紙がいつも活き活きとしていて
僕の目を引く。

今日、
お酒を買った後寄ってみたら
「あん肝の酒蒸し有ります」の張り紙がでかでかと表に出ていたので
思わず購入。
一緒に自家製「イカの塩辛」も。

あん肝がそこそこの量で390円。
イカの塩辛が200円。
今日買ったお酒と合わせても1990円!?

なんて左党に優しいんでしょう。

味は、言っても町衆のそれ。
高級料亭の料理人のような洗練されたものではないけど
飾らない味で日常使いには申し分ない。


僕は、
ここのおじいちゃんを見るといつも嬉しくてたまらない。
魚屋と言う稼業に、とても誇りを持ってるように感じるし
ただ魚を売ってるだけでなくて
魚が好きであれこれ魚を食べてもらうべく工夫をしてるのが
ひしひしと伝わってくるからだ。

昔こそ
そこはまがりなりにも商店街だったから
他のお店と相まってそれなりに売り上げもあったと思う。
でも、今は商店街で買い物をする人は稀。

ほとんど周りのお店が姿を変え、
商店街の面影が薄れてしまった今でも
こうして元気に営業してくれてることに
畏敬の念を抱いて止まない。

僕も、おじいちゃんいみたいに
誇り高き物売りになりたいな。


相模灘 純米無濾過原酒 播州山田錦70

今年の初さんまを祝うべく
近所の酒屋さんまで
お供のお酒を探しにいきました。

本来ならば、
時期的に言っても「ひやおろし」を選びたい所だったんですが
当初予定してた「いずみ橋 秋とんぼ」の雄町と山田錦で悩んでた所、
視界の端に、相模灘の見たことないラベルを発見。

レギュラーのラベルのそれよりも
だいぶ簡素な感じのこのお酒を見た瞬間に
こちらにすることに決めました。



では、感想。



やや青みがかった薄黄色。 

華やかではないけど、爽やかな香り。

余韻に原酒由来のアルコール臭が少し顔をのぞかせる程度。
低精白なのに、糠臭さやもったり感は皆無。

別に冷やおろしではないけど、
この時期に出てくる酒とは思えない程
ややフレッシュ感を感じる酸と透明感のある旨味。
反面、原酒とは思えない感じの角の取れ方に好印象。


かなり合う料理の幅も広い印象。
一緒に食べたさんまは言わずもがな、
甘めの炊きあわせとか根菜なんかとも合わせてみたいなーと思いました。

美味しかったです☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
相模灘 純米無濾過原酒 播州山田錦70
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール分:18度
醸造元:久保田酒造(神奈川)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

9/15/2009

続・ミツカンスニーカー

このブログに辿り着く人たちの

検索でよく使うワードの上位に
「ミツカンスニーカー」という言葉があります。

去年のこの記事ですね。

admiralというスニーカーブランドのロゴマークが
初めて見た時に「ミツカン」のロゴと連想されたことから
そう呼んでみたんですが、
思いのほか他の方達もそのような呼び方をしているようで…
そんなこんなでこのブログが引っかかるようです。

公式サイト曰く、本来は海軍提督(admiral)の袖章を現しているらしい。
そういえば、初期日本海軍の軍服の袖にも
そのようなデザインを見たことがあったような。

さて、
そんなadmiralのスニーカー。
実は、去年の旅で履き潰した後
今2足目を持っているのですが、
そちらも仕事で履き潰してしまい
新しいスニーカーをzozotownで夜な夜な探していた所、
「お!」
と、琴線に触れたスニーカーがあったので
買ってしまいました。

なんと、
そればまたしてもadmiral!?
基本的に全ブランドで探しているんですけど
好みのデザインがたまたまadmiralだったと言うオチです。
しばらくここのブランドとは仲良くなりそうな予感w

購入したスニーカーはこちら。↓

admiral OLYMPIA WOVEN black × white ¥8,400-

今使ってる香港で買った財布
こんな皮の編み編みなんだけど
こういうのをどうやらwovenって言うんですね。
初めて知りましたw
このスニーカーは、プリントでなくて
きちんと編み編みになってる所がポイント☆



ホントは、↓のスニーカーが一番グッと来たんだけど
ハイカットのものってあまり履き慣れてないのと
仕事には使えないなーと言うのがあったので
今回は我慢。
でも、そのうちアメ横とかの靴屋で現物見たら
買っちゃうかもー。
だって、このチェックがかわいいんだもん。
(特にピンクの使い方が)
admiral INOMER HI black × gray ¥7,140-


去年に引き続き、
ボタン留めのスニーカーもアップされてました。
まだzozoには載ってなかったっけ。
これの去年出てたチェックのがかわいかったんだけどなー。
こちらは10月発売予定だとか。
admiral NAVY gray × navy ¥16,800-

ていうか、今商品名と価格のチェックの為に公式覗いたら
大好きなbonobosのツアーでadmiralのスニーカーが使われていたなんて事実が!?
えー、アルバムのジャケット撮影の時の服も確か大好きなjohnbull提供だったよね???
なんでしょう、この嬉しい繋がりは。
別に、僕自身に直接影響があるわけじゃないのに
こういうつながりに出会えると妙に嬉しいです。



話は戻って、
仕事用でハイカットのINOMER HI は…
とか書いたけど、
現物を見たかぎりOLYMPIA WOVENも色がモノトーンなだけで
結構キツいかな?


もし試して浮くようだったら
↓のスニーカー達でも買うとしようかな。



The DUFFER of St.GEORGE  "GREENY"SIDE LACE SNEAKERS ¥7,875-

これは、
The DUFFER of St.GEORGEのスニーカー。
斜めに入ったシューレースが
ありきたりなキャンバススニーカーに
ちょっとした遊び心を演出してくれてて
あまのじゃくな僕にはいい感じ。

これの黒いのだったら仕事にも差し支えないでしょうw



あと、今使ってるスニーカーをそのまま踏襲して
同じFRED PERRYでもいいかな。


今のはロゴが真ん中に来てるんだけど
これは後ろ、踵がわに来てるのがいい。
僕、ブランドロゴがものすごい主張してるの苦手なんです。
なんかそのブランドが大好きで着てます!みたいな、
ブランド先行で選んじゃってる気がして。

これなら、ものすごいさりげない場所にあるので
楽に履けそう。
さりげない所にそう言うのが入ってるのって
見えない所に凝ってた昔の日本人のお洒落感覚に
どこか通じる部分を感じるなー。


FRED PERRY Coxson Waxed black ¥8,190-


と、長々書きましたが
今年の秋冬スニーカーあれこれでした。