1/18/2012

2012年スタート。

これを書いてるのは2月も後半なのですが、
やっとこさ重い腰を上げまして。
みなさま明けましておめでとうございます。
年賀状もありがとうございます。
お返ししてなくて申し訳ございません。

職業柄、年末年始が一番忙しく
そのあとにそれを癒す休みなどもあるわけなく
やーっとその気になったと言うか
そんなわけで、今年一発目の記事でございます。


さてさて、
初売りとかそんなことやってる間に
世間的なお正月はあっという間に終わってしまったのですが、
そんな間にお正月らしいことと言えば
元旦に実家で家族とおせちをつついて
酒を酌み交わしたくらいで
それ以外にそれらしいこともなかったわけであります。

でも、
日本人として生まれ育ったからには
初詣くらいには行っておきたいなと。

僕がいる神奈川には
(今は川崎在住なので、あえて神奈川と言ってみるのであります)
最寄りで「川崎大師」、
鎌倉に行けば「鶴岡八幡宮」、
他にも「寒川神社」や、
横浜市民およびベイスターズファンには馴染みの深い「伊勢山皇大神宮」、
あと、
僕が学生の頃にその時の彼女と
懐中電灯も持たずにまだ明けぬ山を登った、その麓の
「大山阿夫利神社」なんかがあります。

そんな列強をかいくぐり
今回僕が行こうと思った先は、
「師岡熊野神社」という、神社であります。

察しのいい方ならお解りかと思いますが,
和歌山は世界遺産にもなった熊野神社の分社です。

以前から熊野詣でしたいと思っていた僕にとって
いつしか知ったこの神社には
密かに行きたいと思っていたんです。

理由はあれこれあるのですが,
大好きな司馬遼太郎作品の一つ「菜の花の沖」で
「熊野牛生法印」という誓文が出ていて
その神性にすごく憧れていたこと、
山岳信仰のメッカのようなところという認識があったのと、
くわえて、
ここの紋が三本足の烏「八咫烏」というところ。

今では日本サッカー協会のロゴに描かれてるので有名な八咫烏ですが、
歴史をさかのぼれば
日本武尊が神武東征の際に熊野国から大和国への道案内をしたとか
太陽の化身として信仰されているとかありまして
とかくそのイメージに憧れていたのであります。

そんなわけで、
東横線大倉山へ。

そこから徒歩で10分強くらいでしょうか。
住宅地を貫く道の右手に池と
その左手に鳥居と階段が見えてきたそこが「師岡熊野神社」でした。

別段大きな神社というわけではないですが
曰く、「関東の熊野神社の根拠地であり、横浜北部の総鎮守の宮」ということだそうです。

お参りをする社殿にかかっていた提灯がまま「八咫烏」で
ちょっとコーフン!

でもなんで今年に限って熊野神社に惹かれたんだろうと思って
社のサイトを拝見してみると
「八咫烏は...夜明けを呼ぶ鳥、太陽を招く鳥といわれ、迷い悩む人々を明るい希望の世界に導く神の遣いの霊鳥...」とありました。

自分にとっても、
今年もあれこれ思い悩みもがき苦しむ年であることは間違いなく
その出口や目指す世界に一歩でも近づくべく試練の年だと思っていたところなので
自然と惹き付けられたのかなーと思ってしまいました。

今を打破する道を見つけるべく
今年も好きなもの心惹かれるものに素直に生きていきたいと思います。