7/22/2008

顶票 拉萨






朝、バックパックを背負った欧米人を見送る。
モンゴル族のおじさんも早朝に予定どおり出たらしく
4人ドミがシングルになりましたw
でも、それはそれでちょっと寂しい。

今日こそ、と
ポタラ宮へ前売り券を買いに行く。
が、前売り券を売っているという西門がわからず
危うくポタラを1週しかける・・・
たどり着いた門のどこにもそれらしい表記がなかったので
そりゃ通り過ぎるわ、と自分を慰める。
無事、明日の入場を確保したので
バスに乗り、色拉寺(セラ・ゴンパ)へ行く。

バスを降りると、
ビーチパラソルの影に座っていた人に呼び止められる。
「ツアーですか?一人ですか?」と聞かれ
一瞬ヒヤッとするも、パスポートのチェックだけで終了。

色拉寺(セラ・ゴンパ)。

かつて、日本人で初めてチベット入りした
かの河口慧海が学んでいたお寺。
その跡を偲ぶような物は特に見当たらなかったけど、
街の喧騒から離れ、静かなゴンパの中でボーっとしたりしてると
あぁ、チベットに来たんだなーなんて感情が沸いてきた。




チベット人と同じような巡礼はできないので
さわりを見て、という感じだけど
けっこうガンガン横入りとかしたりする割りに
一身に額をこすりつけて祈ってる姿は好きだw
彼らのように、信ずるべき何かがあるというのは
生きていくうえでとても自分を豊かにするような気がする。

色拉寺(セラ・ゴンパ)の後は、
巡礼バスに乗って扎基寺(タプチェ・ラモ)へ。


中に入ると、供物のお酒の匂いがぷんぷん。
白酒の匂いはあまり好きではないので、
なんか嗅いだだけで悪酔いしそうだった。

扎基寺(タプチェ・ラモ)を出て、
アリ行きのチケットを扱ってるという北站バスターミナルへ。
旅行人の地図と若干ズレが合ったようで
最初迷ってしまいましたが、
ありましたありました。

誰も並んでない窓口を
ものすごく珍しい光景としてしばし眺め、
(だって、中国で人のいない切符売り場なんて見たことないでしょう?)
胸をドキドキさせながら、聞いてみる。
「アリまでの切符、ありますか?」
すると、
この時点で外国人とバレて門前払いかと思いきや
パソコンで素直に残数を調べてくれ、
「今のところ、あまってないわ」
と、言ってくれた。

しかも、
うまく聞き取れなかったけど、
電話番号を書いてくれて、
明日15時以降にまた電話で確認して、と。

え!?

それって、チケット買えるかもしれないってことじゃーん!?
おぉ、少し光が見えてきた。

調子を良くしたので、
色拉寺(セラ・ゴンパ)に行くときに見かけた
「拉萨⇔阿里」の看板を掲げていた店に行ってみる。

すると、意外にも
「日本人?没问题さ!」
と、なんとも心強いお言葉!

内訳としては、
+++++++++++++++++++++++++++++++++
ランクルで直行。
所要、2日。
座席は3種類。
(前:2,000元、中:1,500元、後:1,000元)
+++++++++++++++++++++++++++++++++

と、こんな感じで
とんとん拍子に話が進んでたところに
別のおじさんがやってきて
ちょっと、怪しい雰囲気。
おじさんが英語をしゃべれたので
そのおじさんと会話をすると
やはり、アリに行くにはパーミットが必要。
が、なんの心配も要らない。
警察で申請すれば、取得可能。
と。
おじさんに警察の場所を聞いたら
「公安じゃなくて、ヘッドオフィスだ」
と、場所を教えてくれたので
早速タクシーで向かう。

ヘッドオフィスの入り口で
パーミットの申請のことを告げると
隣の建物に連れて行ってもらう。
しかし、
中の係員に「ここじゃなくて、公安の出入境管理処へ行ってくれ」
と、たらい回しにされる。

結局、
当初の予想通りの出入境管理処へたどり着くも、
個人での申請は受け付けていないこと、
グループからの申請で、かつ代理店経由でしか申請できないこと
を丁寧に説明してもらい、惨敗。

冷静に考えると、
あの時点でうまくいってたとして
ラサ入りのパーミットの提示とか求められてたらと思うと・・・
結構綱渡りなことしてたんだなと怖くなった。

戻りしに、
ついでだったので
ユースの掲示板を見てくる。

って、相変わらず中国語だらけ!
彼らは、パーミットなるものは必要ないから
さぞ楽しい西チベット旅行ができるんだろうなー。

あな、うらめしや。

ていうか、
わざわざランクルで相乗りしていかなくても
バス乗ってけばいいじゃない!?
自分の状況が状況なだけに
かなり僻みっぽくなってみるw

有名なレストランにでも行けば
旅行者たちが来ていて情報集められるかも!
と思い、タシ1レストランへ。

が、
通されたそこには、誰一人としていない・・・

店員の子が持ってきてくれた情報ノートに目を通しながら
ちょっと贅沢な夕食。
チベット開放以来、情報ノートへの書き込みは1件だけだった・・・


++++++++旅行情報++++++++++++
☆色拉寺(セラ・ゴンパ)☆
北京中路と娘熱路の交差する辺りにある
Alieというケーキ屋の前から。
503路。
費用:2元。
入場料:50元

☆扎基寺(タプチェ・ラモ)☆
色拉寺(セラ・ゴンパ)の前の
バス乗り場より巡礼バス有り。

費用:2元
入場料:なし

☆ポタラ宮☆
西門で前売り券を買う。
西門がわかりづらいですが、
ポタラの正面を突っ切って
右に曲がって初めに見える門の中に
集票所があります。
++++++++++++++++++++++++++

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