8/22/2009

じゃこ天たべくらべ

宇和島と言えば、じゃこ天らしい。

じゃこ天とは…
魚のすり身を成型して揚げたもの。
主に、現地ではハランボと呼ばれるホタルジャコという魚を
原料にしたものだそう。

さつま揚げや飫肥天は他の材料が入ってるので
それらとは同じではないらしい。

むしろ、
原材料の魚をそのまま食べると言う点で
そう言う料理の原型とも言えるものかもしれないんじゃないかしら。

愛媛に向かう前にじゃこ天のことを調べたら、
宇和島蒲鉾協同組合から
じゃこ天MAP」なるものが出ていたので
それを持ってじゃこ天探訪と言った感じで街に出てみた。

いくつもあるじゃこ天屋さんを全てまわることは
さすがに現実的でなく
おばあちゃん家から近いと思われる店に目星をつけ
計4軒に行ってきた。

お邪魔した店は、

・大丸かまぼこ店

それぞれ、
大きな店もあれば地元の消費で済んでそうなこじんまりとした店まで
実に様々。

ちょっと感動したのが、
どの店も自分の店が一番とは決して言わないこと。
「みんなそれぞれ材料の種類や配合が違うから是非食べ比べてみて!」
と、そう口を揃えて言ってくれる。

その中で自分の好みを見つけてほしいって姿勢から
自分たちさえ良ければいいってわけじゃなくて
じゃこ天と言う食文化を誇りに思っていて
みんなに知ってもらいたいという気持ちが伝わってくる。

そうやって観光客が町を回遊すれば
自ずと町にもお金がまわり活気がついてくるってもの。
そう言う点でも、素晴らしいことだなと感心。

そんな宇和島の人たちの気質にすっごい温かなものをもらいました。

さてさて、
4軒のじゃこ天屋さんのじゃこ天を買い込み
家路へ。

ちょっと時間の都合が付かなくて
実際に食したのは大洲に帰ってから。


個人的には、
かなりお魚の力強い味や歯触りが残った印象の
野中かまぼこ店さんのじゃこ天が気に入りました。

実は、野中さんは高島屋などでもお取り扱いがあるみたいです。
(真空パックだけど)
静岡の黒はんぺんが一時流行ったけど
それに負けない程の滋味に溢れた食品だと思います。

機会があれば是非召し上がっていただきたいです。

写真は、
まず野中かまぼこ店の身天ぷら。
※身天ぷらは、かまぼこ用のすり身(エソの身)を成型して揚げたもの。

そして、
田中蒲鉾本店のじゃこ天。
ちなみに、地元の人たちですら
じゃこ天の食べ比べなんてしないみたいで
けっこうみんなで盛り上がりました。

皆さんも是非食べてみてください。
市販の練り物にはないしっかりした歯ごたえとお魚そのものの味がします。

ビールを始め、お酒のおつまみにはもってこい☆

2 Comments:

mitoma said...

ゆかりんの実家に行ってたのね☆
すっごくステキなところ。
こういうところいいなあ。
じゃこ天もおいしそー。
食べてみたい。

あ。
あきらでぃん宅お酒の会用に買った豆腐の味噌漬けが、冷蔵庫に。。。。

Unknown said...

>mitomax
写真は、おばあちゃん家だから
実家とはまた違うよー。

じゃこ天、たぶん高島屋とか三越とか伊勢丹とかの
全国名店コーナーみたいな所に
野中のだったらあると思うよん。

あ、酒の会したいねー。
冷やおろしが出てきて
秋の食材と合わせたいわー。

最近は自費で購入してないから
なかなかブログにはアップできないのよw