2/29/2012

秋川蔵元訪問①近藤醸造

4年に一度の2月29日。
4年前は、旅の途上での一時帰国中、
8年前は、雲南省の麗江。

なにかとどっかに行ってるらしい。

だからと言うわけではないけど、
今年はちょうどお休みと言うことで
蔵見学に行ってきました。

しかも、去年の秋に自転車でふらっと行き着いてしまった
多摩川の上流、秋川渓谷へ。

今度はきちんとアポを取っての訪問。

1回行った道だし、今度はもっと早く到着できるだろうなと
久しぶりの遠出に遠足気分で盛り上がってたのですが、

まさかまさかの「大雪」...

仕方なく電車に乗って目的地へ。

最寄り駅「武蔵引田」を降りると
歩いてすぐにこんな光景が...

ここはどこ!?

まるで雪国のそれであります。
ブーツなんて持ってる分けないのでスニーカーで
積もった雪の中をズブズブと足を入れながら進んでいきます。

右も左も真っ白な世界を歩いていると
いくらiPhoneのGoogle Map見ながらでも目印がなさすぎて
かなり時間がかかりました。

なんとか民家が建つエリアに到着し歩を進めていくと
風に乗ってお醤油のあまーく香ばしい匂いが鼻をくすぐってきました。

最初の訪問場所、「キッコーゴ醤油」醸造元、近藤醸造に到着しました。

しかし、今さら写真を見てもすごい雪ですね。
これ撮影してるとき後ろの車道を走ってた車が思いっきりはね飛ばした
泥の混じったみぞれ爆弾を背中に浴びてぐしょぐしょのドロドロに...んもぅっ!

売店に入り挨拶をすると
こんな日に人が来たよとなかば呆れた顔をしつつ
事務所の方へご案内していただきました。

暖房の効いた事務所で
冷えきった身体を温めつつ待っていると
作業服を着たおじさまが視界に。

あ、この方が担当して下さる方かと挨拶をすると
なな、なんと近藤社長ご本人でビックリ!
社長自らご案内していただけるなんて恐縮です...

しばし、パンフレットや資料を使って
簡単な醤油づくりの行程などをお教え頂き
いざ、蔵の方へ。

実は、今年蔵を新造したそうで(あとちょっとで完成だそう)
ピカピカの設備がズラリ!

仕込みはこちらの新蔵で行い、
もろみは昔からの杉樽へ。

もろみが元気に育っているようです。


そういえば、
日本酒はいまだ尺貫法が廃止になったにもかかわらず
生産量を石高であらわしてますが、
お醤油はリットルになおってるんですね。

しかも、1升瓶が昔から流通してたんだと思ってたんですが
一昔前まで1升瓶ではなくて2リットル瓶だったそうです。
見たことないや。
なんでも厚くてかなり重かったそうな。(割れやすいとも...)

日本での生産量は意外や意外で減ってきてるそうですが
反面、海外での生産量が上がっていて
海外でそれだけ「醤油」が「和食」と共に受け入れられ
もはやスタンダードになりつつあるんだなと思うのでした。

こんな悪天候の中、
いやな顔一つせず丁寧に説明をして下さった近藤社長ありがとうございました!

では...と
駅まで向かおうとしたら
「こんな雪じゃ大変でしょうから、送っていきますよ」と
まさかまさかの展開に!?

しかも、駅までかと思ったら
次の訪問先、「野崎酒造」まで...
ホントにホントにありがとうございます!



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蔵元名:近藤醸造株式会社
代表銘柄:キッコーゴ醤油
住所:東京都あきる野市山田733-1
アクセス:JR五日市線「武蔵引田」駅より徒歩約10分。
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