2/02/2008

到着、宝島!

明け方から各島へ寄り
宝島に着いたのは午後になってから。

初対面の宝島は、あいにくの雨模様…
着岸する時の感動を味わいたかったのに、残念!



鹿児島の南、世界遺産で有名な屋久島から
沖縄の手前にある奄美との間には
有人・無人合わせ12の島が点在しています。
そして、この島々を「吐噶喇(トカラ)列島」と言います。
詳しい情報等は、十島村のHPを参照してください。
琉球文化と大和文化の交わる特異な文化を残し
とっても興味深い土地であるにもかかわらず、
エアーで直行は出来ず
沖縄・奄美と屋久島という超メジャーな場所に挟まれている為
日本の中でもかなりのマイナーポイント。
その吐噶喇列島の最南端が「宝島」です。





船を降りると
宿のおじさんが迎えにきてくれていた!
お迎え付きとはなんともリッチな気分。

もう一人の方と一緒におじさんの車で宿へ向かった。
(ちなみに、旅行者ではなかったみたい)

宿に着くと、
中からママさんのとっても元気な声が出迎えてくれた。
この声聞いて、いい宿に来たなと思った。
そして、なんとお昼ご飯を作って待っててくれたのだ!
献立は、
鶏飯(けいはん)、ピーナッツ島豆腐、ポテトサラダ。
特に、奄美の郷土料理という鶏飯のなんと美味しいこと!
あまりに美味しくて作り方聞いちゃいました。
あぁ、携帯で撮った写真がぶれぶれなのが恨めしい!

「今、砂糖作ってるんだけど見てみるかい?」
雨でどこにも行けない僕を気遣ってくれたのか
おじさんが声をかけてくれた。

なんでも、昔の作り方でやってるらしい。
そんなの、見ないなんて言う分けないじゃーん!
と、2つ返事で連れて行ってもらう。

おじさん曰く、
「宝島以外でも、こうして手作りで黒糖作ってる所は
 残ってないんじゃないかな?」とのこと。
しかも、今の時期しか作らないそう。
そんな奇跡のようなタイミングにちょっと感動☆

集落から少し上がっていった先の小屋に入ると、
中はあま〜い匂いともうもうと立ちのぼる湯気で溢れていた。



大きな木枠の中で、
サトウキビの搾汁(?)を煮詰め
おそらく、
濃さが頃合いになったのを見計らい
スコップですくって別の容器へ。



大鍋の中に移された熱々の黒糖汁は
コンクリを混ぜる時に使うミキサーみたいなので撹拌し
粗熱を取っていく。

少しでも気を抜いて手を休めようものなら
蛇花火のように
もこもこもこもこ膨張を始める始末!
恐るべし黒糖汁!



なんとか粗熱が取れた所で、
つぎは木型に流し込んでいく。
これで、成型と言う訳。

貴重な手作り黒糖の一部始終を大興奮で拝見しながらも
熱心に写真撮ってたら、
「取材の方?」と言われてしまったw

でも、確かに
取材するくらい価値のある事だと思うなー。

おばあちゃんに、
成型した際にはみ出た部分の黒糖をもらっちゃいました☆
出来立ての手作り黒糖のお味は…




濃厚!

ガツンと来る太かお味です。

その場で食べきるのがもったいなかったので
残してもって帰りました。

ちなみに2個もらったんだけど
毎回味が違うって言うので比べてみたら
確かになんかどっか違う。

この違いがまた、楽しい。




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