5/27/2008

迷宮都市フェズ

シャウエンからバスで5時間近く。

ガイドには4時間ぐらいとの情報だったけど
途中、ランチ休憩があったからかな。

ランチで食べた羊のミンチのハンバーガーはおいしかった。

しかも、たったの15DH(ディルハム  1DH≒14円)。

バスがフェズに着いたらしいものの
一体フェズのどこに着いたのかはわからず。

でも、視界の奥にメディナの壁は見えるので
それに向かって歩き出す。

中に入ればなんとなくわかるでしょ、と。

でも、これが誤りの第1歩だったんだな。

世界一の迷宮と称されるこのフェズの旧市街「メディナ」。
そこに、そこそこ重いバックパック背負って
現在地もわからない状態で突っ込むなんて
飛んで火にいる何とかってやつですよ。
・・・たぶん。


メディナに入って数十分・・・
いまだに目的地にはたどり着かず
かつ、さらに自分の居場所を見失ってる状態。

そんな中、客引きの皆さんは
「お、カモが葱背負って!」とばかりに
盛んに声をかけてくる。

お気をつけください。
この状態の旅人に気軽にちょっかい出すととばっちり喰らいますよ!

ま、そんなことするわけもないんだけど
若干荷物の重さで笑顔が引きつるのは否めない。

しかも、シャウエンから続いていた雨が
ここにきて本格的になって・・・
雨はさすがにきついなーと、門らしき所のそばで雨宿り。

そこで出会った(声をかけてきた)日本語を巧みに操る少年と
仲良く?なり、その友達のカフェでミントティーを飲んで一休み。

結局、雨は止まなかったので
あきらめてそのまま外に。

その間に現在地と目星をつけておいたホテルへの行き方を教わったので
これできっと大丈夫。

で、無事チェックイン。
値段は高かったけど、お湯が出るので許すw
早速シャワーを浴びる。

ホテルに向かう途中で近づいてきた子が
部屋まで迎えに来て、カーペット屋に
頼んでもないのに連れてってくれたので
見るだけ見て後にする。

案の定、そこで飲んだミントティーの御代を!と
言ってきたけど、勝手に出してくれたんだもの、払うわけないっしょ。

僕のためにみすみすミントティー代を失った彼とも別れ
晴れてメディナへ再挑戦。

しかし、ここは一人では中々ゆっくりさせてもらえそうにない雰囲気。

今も、このパソコンの向かいで
僕の終了をてぐすね引いて待ってる子がいる。

さてさて、その子とどんなディナーになりますやら。

メディナは明日じっくり彷徨うとしますか。

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