4/06/2009

お麩尽くし

六本木のミッドタウンにあるサントリー美術館に、
「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」展を見に行ってきました。

昨年、NHKの大河ドラマ「篤姫」に見入った事や
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」を通して、
幕末からの薩摩の人の気概や
同じ国でありながら異国の香りがする薩摩と言う場所に
興味を持つようになりました。

また、去年鹿児島に赴き離島に行ったのも大きいですし
大好きな焼酎の本場と言う事も大きいかな。

とにかく、
江戸切子のそれよりもどこか無骨に感じるそれに
芸術品としての実用性を越えたものより
民芸の匂いを感じ見に行ってきました。



そして、
その展示会をやっていたサントリー美術館に併設されている
「shop×cafe  加賀麩 不室屋」でランチ。

お麩。
僕にとっては、お味噌汁の具か
生麩のそれくらいしか知らないあまりメジャーじゃない素材。
30食限定だとだというお弁当がまだ残っていたらしく
そちらを注文。

やって来たお弁当がこれ。




中身は、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・さしみ生麩(山葵醤油)
・生麩岩石揚げ(田楽味噌)
・鱒塩焼き木の芽添え
・手鞠麩入り玉子焼き
・焼き竹の子蕗味噌のせ
・桜そら豆
・海老と菜の花の辛子和え
・生花麩
・大根の甘酢漬け
・治部煮(簾麩 鶏肉 しいたけ 巻き湯葉)
・丁字麩胡麻味噌和え
・五穀米 しぐれ麩のせ
・香の物
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

正直すごい!
何がすごいって、麩でコレだけのバリエーションがあって
お弁当が成立できること!
お麩屋さんだからわかるお麩の魅力を
きちんと表現できてるっ☆
もちろん、春の季節感をきちんと出してくれていて
(蕗味噌とか木の芽添えとかそら豆とか、菜の花とか)
一品ごとの仕事も素晴らしかったです。

これって、
卸してるだけじゃ絶対消費者に伝わらないことだなーと思いました。
メーカーだから、メーカーじゃなきゃ出来ない事があるんですね。
勉強になります。

このお弁当に、「ふやき五色汁」という
お麩の中に何種類もの具が入っていて
お湯を注ぐとお麩が溶けてそこから具が出てくるという
碗物があるのですが
こちらがまた美味しいのなんの!
写真を撮らなかったのがいやはや残念…

しかーし、このお弁当もさることながら
今日僕の一番のお気に入りはこちらの干菓子。


写真右上にある物なんだけど
その名も、「メープル風味 おやつ麩」。

揚げ麩にメープルシロップをかけた一品。
これ、めちゃめちゃ美味しい☆
揚げ麩の軽やかなサクサク感とメープルの甘い香りが幸せー。
お腹にもたれる事もなさそうだし、おやつにイイッ☆

もれなく店舗でお持たせとして買えます☆
是非是非お試しあれ。



 

0 Comments: