9/26/2009

近所の魚屋さん

我が家の近所に

昔ながらの魚屋さんがある。

そこは、
おじいちゃんとおばあちゃんが2人で切り盛りしているんだけど
いつもとっても元気。

個人経営で
なかなか大手スーパーの仕入れにはかなわないらしく
お値段は言う程安くはない。

でも、
丸で仕入れてきたものを店で捌くから
お惣菜がかなり豊富で
それの案内をした筆書きの張り紙がいつも活き活きとしていて
僕の目を引く。

今日、
お酒を買った後寄ってみたら
「あん肝の酒蒸し有ります」の張り紙がでかでかと表に出ていたので
思わず購入。
一緒に自家製「イカの塩辛」も。

あん肝がそこそこの量で390円。
イカの塩辛が200円。
今日買ったお酒と合わせても1990円!?

なんて左党に優しいんでしょう。

味は、言っても町衆のそれ。
高級料亭の料理人のような洗練されたものではないけど
飾らない味で日常使いには申し分ない。


僕は、
ここのおじいちゃんを見るといつも嬉しくてたまらない。
魚屋と言う稼業に、とても誇りを持ってるように感じるし
ただ魚を売ってるだけでなくて
魚が好きであれこれ魚を食べてもらうべく工夫をしてるのが
ひしひしと伝わってくるからだ。

昔こそ
そこはまがりなりにも商店街だったから
他のお店と相まってそれなりに売り上げもあったと思う。
でも、今は商店街で買い物をする人は稀。

ほとんど周りのお店が姿を変え、
商店街の面影が薄れてしまった今でも
こうして元気に営業してくれてることに
畏敬の念を抱いて止まない。

僕も、おじいちゃんいみたいに
誇り高き物売りになりたいな。


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